生成AI

最終更新日:2024/02/27
先週、2019年6月5日~7日にかけて東京ビッグサイト青海展示棟にてスマートファクトリーJapan2019が開催されました。
この展示会はスマートファクトリーを実現する上で欠かすことができない情報管理・処理システムをはじめ、製造設備・装置、その他、生産工場に関する技術・製品が展示されるもので、AI・人工知能のプロダクトも多数出展されました。
今回はAI・人工知能を搭載したスマートファクトリー製品をピックアップして紹介します。
会場の正面に設置され、人だかりができていたのが、SCSK社が販売代理店となり提供する米国のAI時系列データ解析ソフトウェア「falkonry」。Falkonryはシリコンバレーの製品でAIを使ったパターン認識技術を得意としています。
FalkonryはIoT機器のセンサーから収集したデータを解析し、製造機械の故障や不良品の発生などトラブル発生の予兆を捉え、注意喚起することができる予知保全ソリューションです。
センサーが収集するデータの波長を解析する時系列データ専門のAI解析ソリューションが搭載されており、Falkonryを導入すれば人間が察知できない波形から異常を検知できるようになります。
「AIsmiley」にも掲載している製品トビーテクノロジー社のアイトラッキング。
アイトラッキングは視線を見える化し、人の無意識をとらえることができます。
消費財メーカー、製造業などのあらゆる企業で、商品パッケージ、ユーザビリティ評価などマーケティング調査、作業現場での技能継承で活用されています。
ウェアラブルタイプのGlass「アイトラッカー」を装着することで、被験者が実際の現場で自由に動きまわり、その中で何を見ているかをリアルタイムに把握することができます。
これにより、研究者はより深く、より目的にフィットしたインサイトを得ることができます。
その空間の中で、被験者は何に興味を持ったのか、何に注目したのか、どんな行動をとったのか、そしてそれらが意思決定にどのような影響を与えたのかを解き明かすことができます。
このウェラブルなアイトラッキングシステムが、行動観察の新しい可能性を引き出します。
工作機械の制御装置や産業用ロボットを製造する世界的に有名なメーカーであるファナック社。
同社が提供するシステム「FIELD system」は、製造業での生産性向上と効率化を目指した製造業向けのAI・IoTオープンプラットフォームです。
このAI・IoTオープンプラットフォーム「FIELD system」を活用することでネットワーク化した製造現場のロボットや工作機械の運用や管理に役立てることができます。
工作機械やロボットが自ら学習し自動で動くことで工場の生産性がさらに加速させることができます。
インテック社が提供する異常検知ソリューションは、製造ラインのセンサーデータをAIにより機械学習し、
作成された判別モデルデータを用いて判定することで異常の誤検知を大幅に減少するソリューションです。
多数のセンサーデータから異常データを事前に絞り込む機能を保有しており、正常・異常の判定時間を短縮できるところが特徴です。
「フォグコンピューティング」という言葉は最近になって出てきた言葉なのかもしれません。
DTS社は、増大するIoTデータを効率よく活用するための仕組みとしてこの「フォグコンピューティング」を提供しています。
製造現場に設置しているIoT機器との通信をクラウド(雲)ではなく、より近い位置にあるフォグ(霧)にすることで、通信データ量の削減や、リアルタイム性の高い効果を出すことができます。
今後の製造現場でのサーバ通信やクラウドではなく、フォグが多くを占めることになるかもしれません。
次回のスマートファクトリーJAPANは2020年10月14日~16日に東京ビッグサイト南ホールにて開催を予定しています。
スマートファクトリーJapan2019
主催:日刊工業新聞社
会期:2019/6/5(水) 〜 6/7(金) 10:00〜17:00
会場:東京ビッグサイト 青海展示棟
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