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最終更新日:2022/08/08
TechMagicが研究・開発する、アルコールドリンクを自動で提供する飲食店向けロボットの原理検証が完了しました。
現在実証実験に向けての調整が進められており、今年下半期には、いよいよ実際の店舗に導入される予定です!
このAIニュースのポイント
テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組むTechMagic株式会社が2020年から研究・開発を始めている、アルコールドリンクを自動で提供する飲食店向けロボットの原理検証が完了しました。
現在、実証実験に向けて調整が進められており、今年下半期には実際の店舗に導入される予定です。
このロボットはアルコールドリンクの提供に必要な最小単位のロボットユニットで設計されており、それらを組み合わせることで様々な店舗への導入が可能な仕様になっています。
導入されることで、店舗スタッフの生産性向上に加え、厨房内の密の回避・食品と人との接触機会の低減を実現し、飲食店の感染症対策への貢献が期待できます。
これまで、ビール・ウイスキー・氷などの専用ディスペンサーは利用したことがある方も多いかと思います。
しかし、複数のドリンクメニューを1台で、かつ自動で提供できるものはありませんでした。
このロボットは、ロボットアームが各ディスペンサーから必要材料を自動で抽出し組み合わせることで、複数種類のドリンクを1台で、かつ自動で提供することができます。
液体が目一杯入ったグラスを移動させる際、高速にグラスを移動させると液体がこぼれてしまいます。
そのため、移動速度増加による高速化には限界があります。
今回の開発において、移動中のグラスを敢えて傾けることにより、液体がこぼれないように提供することが可能になりました。
このことにより、ドリンク1杯あたり30秒という、スムーズな提供を実現することができます。
このロボットはドリンクグラスを供給する機構を備え、ドリンクを注ぐ直前でグラスの急速冷却ができます。
冷えたドリンクグラスを使用することで、触感のクオリティを落とすことなく本格的なドリンクを提供することが可能です。
外食産業の最大のコスト要因は原材料費と人件費であり、この2つのコストで全体の約70%を占めています。
新型コロナウイルス以前は慢性的な人手不足の状況があり、飲食店の持続可能性を考える上で労働力の確保は大きな課題と言われてきました。
また、新型コロナウイルス以降には、飲食の場で人との接触機会をなるべく低減したいという新たな要求も生まれてきています。
TechMagicが開発した今回のロボットは、調理を始めとする店舗内、厨房内の作業を自動化することで、中長期的な人手不足・コロナ禍での人との接触機会の低減ニーズに貢献し、飲食店の悩みを解決します。
飲食店を利用しづらい今だからこそ、こういったサービスは嬉しい限りですよね。
出典:PR TIMES
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