小林幸子をモデルに起用、AI映像対話システム「Talk With おはなしテレビ」を開発。AIで高齢者の健康維持をサポート
最終更新日:2024/11/06
シルバコンパスは、高齢者の脳の活性化を支援するため、歌手の小林幸子さんをモデルにしたAI映像対話システム「Talk With おはなしテレビ」を開発しました。
このニュースのポイント
- 小林幸子氏をモデルにしたAI映像対話システム「Talk With おはなしテレビ」を開発
- 最近の調査によると、コロナ禍の影響もあり「人と毎日話す」高齢者の割合が大幅に減少
- 「Talk With おはなしテレビ」は、いつでも話せるお話し相手を提供し、日常の発話機会を増やすことを目的
株式会社シルバコンパスは、高齢者の脳の活性化を目的としたAI映像対話システム「Talk With おはなしテレビ」を歌手の小林幸子氏をモデルに開発しました。2024年12月に販売予定で、AI技術を活用してタブレット端末で疑似対話を楽しめます。
シルバコンパスの「Talk With」は、「音声認識AI」「回答選択AI」など複数のAI技術と映像データを組み合わせた疑似対話システムです。さらに「Talk With おはなしテレビ」は、浜松医科大学と共同開発された共感対話メソッドを基に、「歌」「クイズ」「思い出」のトークテーマを提供し、健康チェックや脳トレ機能も搭載しています。
ユーザーはタブレットに話しかけることで、歌手の小林幸子さんとの会話を楽しみながら、脳の活性化と心の健康が維持できます。
一般的に高齢者の健康維持には「会話」が重要とされていますが、内閣府の調査によると「人と毎日話す」高齢者の割合が大幅に減少していることが判明しています。特に一人暮らしの高齢者では、毎日会話をする人が38.9%にとどまり、29.6%が1週間に1回以下しか会話をしないという状況です。さらに、コロナ禍の影響もあり、高齢者が気軽に会話する機会が減少しています。
このような背景を受けて、シルバコンパスが提供する「Talk With おはなしテレビ」は、いつでも話せる相手を提供し、日常の発話機会を増やすことを目的に開発しました。
実証実験では、利用者から「小林さんと仲良しになった気分で楽しくお話しできる」「昔の思い出を想像することで頭を使って楽しい気分になる」といった好評の声が寄せられております。
また「Talk With おはなしテレビ」は、ひとり暮らしや介護施設に入居中の高齢者、人手不足の病院や介護施設への導入も可能です。
シルバコンパスは、今後、他の話し相手や見守り機能、運動プログラムの追加を計画し、日本の高齢化社会において重要な役割を果たすことが期待されています。
出典:PR TIMES
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