富士通「Fujitsu買掛照合AIサービス」の開発で買掛照合業務効率化を実現
最終更新日:2023/06/09
富士通は「Fujitsu買掛照合AIサービス」を日本アクセスが導入したと発表しました。
このAIニュースのポイント
- 富士通開発の「Fujitsu買掛照合AIサービス」を日本アクセスが導入
- AIが過去の照合実績をもとに商品名や届け先名などを学習し、買掛照合業務の効率化を実現する
- 2025年までに、買掛照合業務に従事するスタッフの稼働時間を年間約12,000時間削減を目指す
富士通株式会社は、総合食品卸売業の株式会社日本アクセスがSaaS型AIサービス「Fujitsu買掛照合AIサービス」を導入したと発表しました。
食品卸売業界では多くの取引メーカーとの買掛照合業務に膨大な時間と人手がかかるという共通課題があります。日本アクセスでは約80人が手作業で買掛照合業務を行っていますが、作業負担の軽減や人的ミスへの対策を課題に抱えていました。
今回導入された「Fujitsu買掛照合AIサービス」は、AIが過去の照合実績をもとに商品名や届け先名などを学習し、明細単位での各社請求データと自社台帳データの照合を行います。照合された明細に対しては、一致するデータのパターンによって照合結果の正確性を示す消込確度を提示し、照合ミスなどのヒューマンエラー削減や、スタッフの心理的負担を軽減します。
富士通と日本アクセスが行ったトライアルにより、買掛照合業務に従事するスタッフの稼働時間削減が確認できたことから、2025年までに年間で約12,000時間の削減を目指し運用を開始しました。
今後、約2年間の移行期間で、約600社の取引メーカーの買掛照合業務でサービスを利用する予定です。日本アクセスは依然として多くの取引メーカーと紙の請求書でのやり取りが残っているので、データ化しサービスの活用範囲の拡大に取り組むと述べています。
出典:PR TIMES
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