クラウドサーバー不要でリアルタイムの故障予知 オンデバイス学習AIチップ開発 ローム
最終更新日:2022/10/11
ロームは、AIにより、モーターやセンサなどを搭載する電子機器の故障予知をリアルタイムで実現できる、オンデバイス学習AIチップを開発しました。
このAIニュースのポイント
- 学習可能な従来AIチップ比で1000分の1程度の超低消費電力で学習・推論が可能
- クラウドサーバーとの連携なしで使える、エンドポイントデバイス向けのチップ
- 2023年度に製品化着手、2024年度に製品として量産予定
ローム株式会社は、AIにより、モーターやセンサなどを搭載する電子機器の故障予知(故障予兆検知)を超低消費電力かつリアルタイムで実現できるオンデバイス学習AIチップを開発しました。
一般的にAIチップでは、その機能を実現するために、判断する基準を設ける学習と、学習した情報から処理を判断する推論を行います。このとき学習は、膨大なデータを取り込みデータベース化し、随時更新する必要があるため、学習を行うAIチップには、高い演算能力が求められると同時に消費電力も大きくなります。
今回開発したAIチップは、2万ゲートの超小型AIアクセラレータと、高効率CPUとの組み合わせにより、わずか数10mW、学習可能な従来AIチップ比で1000分の1程度の超低消費電力で学習・推論が可能です。クラウドサーバーとの連携なしに、機器が設置された現場で未知の入力データに対して「いつもと違う」を数値化して出力できるため、幅広い用途でリアルタイムの故障予知を実現することができます。
ロームは、このAIチップのAIアクセラレータを、モーターやセンサの故障予知のためにIC製品へ搭載することを予定しています。2023年度に製品化着手、2024年度に製品として量産予定です。
引用:ROHM
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