生成AI

最終更新日:2024/03/04
リコーはコールセンターやヘルプデスクに集まる膨大な問い合わせ情報を自然言語処理AIで分析し、重要度順に表示できる「仕事のAI」を発表しました。「問題の発見」「課題解決策の策定」「新たな価値の創出」といった付加価値の高い業務を人の判断によるばらつきを抑えて行えるように支援します。
このAIニュースのポイント
株式会社リコーは、顧客企業から許諾を得てお預かりした文書や映像、画像、音声などお客様固有の情報資産を自然言語処理AI(人工知能)で分析し、業務の効率化や新たな価値の創造を支援する新サービス「仕事のAI」の提供を開始します。
企業や組織には、事業活動を通じて得られるさまざまな情報が、文書、映像、画像、音声など多様な形式で蓄積されています。しかし、これらの情報には十分に活用されていないものも多くあります。 リコーは、長年お客様に寄り添い培ってきた信頼関係に基づき、お客様固有の情報資産をお預かりして、独自の自然言語処理AI技術を用いて分析することで、さまざまな事象の動向や傾向の把握、将来の予測などを効率的かつ高精度に行います。
これにより、これまで業務に精通した人が行ってきた「問題の発見」「課題解決策の策定」「新たな価値の創出」といった付加価値の高い業務を、デジタルの力を活用してよりスムーズに、極力人手を掛けずに、人の判断によるばらつきを抑えて行えるように支援します。
第一段として、食品業界の大手・中堅企業向けに「RICOH 品質分析サービス Standard for 食品業」を7月中旬に発売。コールセンターやヘルプデスクで収集した膨大な問い合わせ情報をAIが自動で分析して項目ごとに分類し、重要度順に表示します。利用者は分類ごとに確認作業を行うだけで、効率的に重要度の高い案件をチェックできます。
従来は人手やテキストマイニングツールによって分析してきた工程をAIによって自動化や省力化することで、業務効率の大幅な向上が図れるほか、抽出モレや分類ミスによる重大な事案や予兆の見落としリスクの低減、属人性の解消に貢献します。
今後はさまざまな業種業務に対応したサービスを追加するとともに、大手・中堅企業だけではなく中小企業までの幅広くラインアップを拡充していくことで、オフィス/現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していきます。
出典:PR TIMES
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