生成AI

最終更新日:2024/05/21
ストックマークは、独自開発した1,000億パラメータのAIモデル「Stockmark-LLM-100b」を公開しました。
このAIニュースのポイント
ストックマーク株式会社は、ハルシネーションを大幅に抑えた1,000億パラメータの大規模言語モデル「Stockmark-LLM-100b」を開発し、各種サイトで公開しました。
本モデルは、2024年2月に国内の生成AI開発力強化を目的とした「GENIAC」プロジェクトに採択され、国立研究開発法人産業技術総合研究所との共同研究で開発されました。
既存のLLMモデルを用いずにストックマークがフルスクラッチで開発し、1,000億パラメータ規模の商用利用可能なモデルとして、オープンソースで公開されています。
「Stockmark-LLM-100b」は、ビジネス上の基礎的な質問や製造業などの専門的な質問にも高精度で回答し、答えることが出来ない質問に対しては無理な回答生成を避け「分からない」と回答できます。こうした特徴によりハルシネーションを大幅に抑制し、厳密さが求められるビジネス領域でも信頼して活用可能です。
また、独自に収集したビジネスドメインの日本語データを中心に事前学習を行うことで、日本語・ビジネスドメイン・最新の時事話題に精通しています。質問の正答率も9割を超え、GPT-4-turboと比較しても高い回答精度を持ちます。
ベンチマークでも高い性能を示し、推論処理速度は100文字の日本語作文を1.86秒で生成する高い推論速度を持っています。
今後は、自社プロダクトである市場及び技術情報のプラットフォーム「Anews」に「Stockmark-LLM-100b」を実装し、Microsoft BingやGoogle Bardに代わる新しいビジネス情報の検索体験を提供します。さらに、高いセキュリティ性を活かし、社内情報を含むあらゆるビジネス情報のRAGプラットフォームとして「Anews」を進化させます。
自社プロダクトへの活用に加え、RAGに必要な社内外データの構造化やデータベース構築、企業ごとの専門性を持つLLM開発、LLMを活用したアプリケーション開発も提供していくとコメントしています。
出典:PR TIMES
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