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最終更新日:2024/04/09
日本財団が、世界初となる営業コンテナ船による無人運航の実証実験を実施。
1月24日から25日にかけて福井県敦賀港から鳥取県境港間で実験を行い、航行に成功しました。
このAIニュースのポイント
今回無人運航船の実証実験に成功したのは、内航コンテナ船「みかげ」です。「みかげ」と同等の大きさ(総トン数749トン)の船舶は、現在、内航船舶の約1割を占めており、国内海上物流の重要な役割を担っています。一方で、内航船では、1回の運航で船員の拘束時間が長くなることや船員不足などを理由に、労働基準法に照らし合わせた場合、3~4割の船員が労働時間に関する基準を超えているという現状があります。しかし今回、実際に営業に使用しているコンテナ船での無人運航実証実験が成功したことで、将来的に技術転用が進めば、内航海運における課題である船員不足や作業負担の低減、また、オペレーションコスト低減などへの貢献が期待できます。
無人運航が実施されたのは、敦賀港から境港間の約270kmです。コンテナ船「みかげ」では、他船検出センサーとして用いているAIS(船舶自動識別装置)とレーダーに加えて、可視光カメラと夜間対応の赤外線カメラを搭載することで、AI学習による他船検出システムが開発されました。また、検出した他船の動きに基づいて、衝突を避ける自律操船システムも開発されています。更に、船員総動員で行う着岸の船員負担軽減のため、船を岸壁に係留するロープをたぐりよせるヒービングラインを無人のドローンで運ぶシステムも実現しています。無人運航船では陸上での監視も必要ですが、AR(拡張現実)技術を活用し、船上からの映像に各種情報を画面上に重畳して表示するシステムも使用されました。

今回の実証実験は、日本財団が推進する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の一環です。実際に営業しているコンテナ船による無人運航船の実証及びドローンによる係船補助作業は世界初となります。このプロジェクトで開発された、自律航行システム、ドローンによる係船補助作業、陸上モニタリング用のAR(拡張現実)ナビゲーションシステムなどは、船舶の安全航行や船員の労働負荷低減に寄与することが期待されています。

海の事故の減少、海運の人手不足の解消など、さまざまな課題の解決につながるものとして期待されている「無人運航船」は、ICTやAI、画像解析技術をはじめ、日本が世界に対し高い技術を生かすことができる「未来の産業」として期待され、現在も研究・開発が進められています。
出典:PR TIMES
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