OpenAI、新たな埋め込みモデルの公開やGPT-4 Turboプレビューの更新などを発表
最終更新日:2024/02/02
OpenAIは、新しい埋め込みモデルの公開と「GPT-4 Turbo」プレビューモデルの更新、さらに「GPT-3.5 Turbo」のアップデートおよび値下げを発表しました。
このAIニュースのポイント
- 新埋め込みモデル「text-embedding-3-small」と「text-embedding-3-large」導入
- 「GPT-4 Turbo」プレビューモデル更新、タスク未完了減少を目指す
- 「GPT-3.5 Turbo」新モデルリリース、価格値下げも実施
OpenAIは、新しい埋め込みモデルとAPIのアップデートを発表しました。これには、効率的な「text-embedding-3-small」と高性能な「text-embedding-3-large」の2つの新しい埋め込みモデルが含まれます。これらのモデルは、テキストや言語データを数値ベクトルに変換し、機械学習モデルがコンテンツ間の関係を理解しやすくするために使用されます。特に「text-embedding-3-large」は、より大きな容量と複雑性を持ち、深い理解と細かいニュアンスの捉え方に優れています。
また、OpenAIは「GPT-4 Turbo」のプレビューモデルの更新も発表しました。このモデルは、コード生成などのタスクを前のモデルよりも徹底的に実行し、モデルがタスクを完了しない「怠惰」のケースを減らすことを目指しています。なお、新しいモデルは英語以外のUTF-8に影響を与えるバグの修正も含まれています。
さらに、新しい「GPT-3.5 Turbo」モデルも近日中にリリースされる予定です。このモデルは、要求されたフォーマットでの回答の正確性が向上し、非英語言語の関数呼び出しでテキストエンコーディングの問題を引き起こすバグの修正を含む様々な改善が実施されています。
価格値下げも予定されており、GPT-3.5 Turboの価格はこの1年で3回目の値下げとなり、新モデルの入力価格は1000トークンあたり$0.0005、出力価格は1000トークンあたり$0.0015にそれぞれ50%、25%減少します。
その他、今後数か月間で開発者がAPIの使用状況を確認し、APIキーを管理できる機能をさらに改善する予定とOpenAIは発表しています。
出典:OpenAI
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