ChatGPT、会話内容の記憶が可能に。新たにメモリ機能のテスト開始
最終更新日:2024/04/30
OpenAIはChatGPTにおいて、ユーザーとの会話内容を記憶するメモリ機能を追加しました。この新機能は無料ユーザーと有料ユーザーの一部を対象に、テスト運用が開始されます。
このAIニュースのポイント
- ChatGPTへ新たにメモリ機能が追加され、会話内容の記憶が可能に
- ユーザーの好みや情報を記憶し、より適切で洞察力に富んだ回答を実現
- メモリ機能はオフにしたり、特定の情報を削除したりすることが可能
2月13日、OpenAIはChatGPTにおいてユーザーとの会話内容を記憶するメモリ機能の追加を発表しました。この新機能は無料ユーザーと有料ユーザーの一部を対象にテスト運用を開始します。
メモリ機能により会話内容を記憶することができるため、同じ情報を繰り返して入力する必要がなくなります。さらにこの機能は、使用するほど精度も向上します。
例えば、ユーザーが好む会議メモの書式を記憶させておくことで、ChatGPTは都度指示をする必要なく、会議内容を要約します。また、家族の好きな動物を記憶させておくことで、家族の誕生日カードの作成案を相談した際には、その動物が登場する内容を提案してくれます。
メモリ機能はオフにすることや、メモリを消去することもでき、特定のメモリのみを削除することも可能です。
メモリを使用せずに会話したい場合は、Temporary Chat(一時チャット)の機能を使用します。記憶した情報は使用されず、履歴に残ることもなく、モデルのトレーニングにも使用されません。さらに、プライバシーと安全性に関わる個人の機密情報は、明示的に要求されない限り積極的に記憶されないようにするための措置が講じられています。
メモリ機能は、GPT BuilderによりカスタマイズされたGPTsにも適用され、例えばBooks GPTsでは、好きなジャンルや人気の本などの好みが記憶されると、記憶に応じたおすすめが提示されます。
また、ChatGPTで使われたコンテンツは、モデルの学習に使われる場合がありますが、ChatGPT TeamとEnterpriseについては対象外となります。
出典:Open AI
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