岡山大学ら、AI画像解析からイネの収穫量を推定
最終更新日:2023/08/02
岡山大学を始めとする大学、研究機関は、野外で生育するイネの収穫期をカメラで撮影するだけで、高い精度で面積あたりの収穫量を推定する技術を開発しました。
このAIニュースのポイント
- 岡山大学等は、AI画像解析によってイネの収穫量を簡便に推定可能とする技術を開発
- カメラやスマートフォンでイネを撮影するだけで、誰でも簡単に収量の推定が可能
- 今回の技術で、イネの収量調査を大幅に省力化・迅速化し育種現場における多収品種の選抜に貢献
岡山大学等は、国内外から大量のイネ画像と収穫量データを収集しAIに学習させ、野外で生育するイネの収穫期画像を撮影するだけで、高い精度で面積あたりの収穫量を推定する技術を開発しました。
今回開発した技術は、幅広い品種や環境条件において適用可能なだけでなく、市販のデジタルカメラやスマートフォンで誰でも簡単にイネ収量の推定が可能です。
高性能のAIを構築するため岡山大学等は、イネ研究者の国際的なコンソーシアムを構築し、様々な品種・地域・栽培環境でのイネの画像と、その画像に写った範囲のイネ収量データを世界各地で収集しました。その結果、400以上の品種20,000 点以上のイネ画像からなるデータベースを構築し、大規模データベースをAIに学習させることでイネの画像から収量を推定するモデル開発に成功しました。
この技術は、これまで時間と労力をかける必要のあったイネの収量調査を大幅に省力化・迅速化し、育種現場における多収品種の選抜に貢献します。また、農家圃場や開発途上地域などこれまで調査困難であった地域のイネ生産量の把握や、最適な栽培法選択や政策立案など多方面にわたって活用されることが期待されています。
出典:岡山大学
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