イトーキ、画像解析で定量測定が可能なアプリケーションの研究開発を開始。オフィスワーカーの活動を測定
最終更新日:2024/09/05
イトーキは、リニューアルや移転が完了したオフィスで、従業員の業務活動を画像解析で測定するアプリケーションの研究開発を開始しました。
このニュースのポイント
- リニューアル後のオフィスで、従業員がスペースを有効活用できているかを検証するため、画像解析で定量測定できるアプリの研究開発を開始
- オフィスの一部をカメラと目視で記録。画像解析でデータ収集、従業員の業務内容を分類し「活動の定義」を行う
- 本調査で「活動の定義」を増やし、画像認識AIモデルのためのアルゴリズムを構築することで、定量的な画像解析の測定を可能に
株式会社イトーキは、おもにリニューアルや移転が完了したオフィスで、従業員がスペースを有効活用できているかを検証するため、画像解析で定量測定が可能なアプリケーションの研究開発を開始しました。
イトーキのDX推進本部では、次世代の働き方に関するサービスを提供するため、先端テクノロジーを活用した研究開発を行っています。今回の取り組みはその一環として、株式会社オージス総研と共同し、画像解析の検知モデルの開発に必要な調査をリニューアル後のイトーキの名古屋オフィス「ITOKI NAGOYA DELA」で実施しました。
本調査は、オフィスの一部のエリアを360度カメラで撮影し、調査メンバーが目視でも従業員の活動を記録。各自の活動を人、物、場所の観点で記述しデータを収集します。なお、画像解析において個人は一切特定せず活動のみを調査対象とし、取得した画像についてはクラウドへの保存ではなくエッジ処理を検討、慎重に推進します。
さらに、データ収集のあと「活動の定義」を行います。1人の作業、2人以上の作業、ミーティング、電話、休憩など、様々なパターンに分類されるオフィスでの活動を一から定義。具体的には、定義名とそれに対する説明を定めます。予め分類された既存の活動を再定義する検証ではなく、今回の観察で得たファクトをもとに一から「活動の定義」を決定します。
今回「活動の定義」のワークショップにおいて、インフォーマルな「チャット」活動の定義づけを行ったところ「2人以上の会話の内容が仕事か否かは問わない雑談、相談、報告」や「お互いの距離が1メートル未満」といった説明が挙げられました。
今後イトーキは、本調査を基に「活動の定義」を増やすことで、画像認識AIモデルのためのアルゴリズムを構築し、活動を定量的に測定するアプリケーションの開発を進めていく方針です。
出典:PR TIMES
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