生成AI

最終更新日:2025/04/09
NVIDIA、Alphabet、Googleは、エージェント型AIやフィジカルAIの進化を加速するための新たな協業を発表しました。協業により、ロボティクスや創薬、エネルギー分野など幅広い産業に変革をもたらします。
このニュースのポイント
NVIDIA、Alphabet、Googleは長年のパートナーシップを基盤に、2025年3月18日、AIを進化させ、AIツールへのアクセスを民主化し、フィジカルAIの開発を加速する新たなイニシアチブを発表しました。
Alphabetのエンジニアと研究者は、NVIDIAの技術チームと連携し、AIとシミュレーションを活用したロボットの開発、創薬の再構築、エネルギーグリッドの最適化などに取り組んでいます。NVIDIA Omniverse、NVIDIA Cosmos、NVIDIA Isaacプラットフォームを活用し、Google DeepMind、Isomorphic Labs、Intrinsic、Xのムーンショット計画であるTapestryチームが、それぞれの協業における重要なマイルストーンについてGTCグローバルAIカンファレンスで発表します。
また、Google DeepMindとNVIDIAは、生成AIへの信頼構築に取り組んでおり、NVIDIAはGoogle DeepMindのSynthIDを使ってAI生成コンテンツにデジタルウォーターマークを埋め込み、誤情報の防止を目指しています。両社はGoogleのオープンモデルGemmaをNVIDIA GPU上で最適化し、開発者がアクセスしやすくなるよう支援しており、この協業、NVIDIAのAIプラットフォームを活用してGemmaやGeminiベースのワークロードの最適化にも広がっています。
Alphabetのグループ企業であるIntrinsicは、産業用ロボットを使いやすくするAIの開発を進め、NVIDIAとのパートナーシップで直感的な開発者ワークフロー「Intrinsic Flowstate」を構築。これにより、ロボティクスの基盤モデルをサポートし、アプリケーション開発の時間短縮と柔軟性向上を実現します。また、NVIDIAとGoogle DeepMindは、Disney Researchと協力し、ロボティクスの機械学習ワークロードを大幅に高速化するNewtonを開発しました。
さらに、Google DeepMind CEOのデミス・ハサビス氏が設立した Isomorphic Labsは、AIを活用して創薬を再構築し、Google Cloud上NVIDIA GPUを搭載した創薬エンジンを構築しています。XのTapestryプロジェクトでは、AIを使って電力グリッドのシミュレーションを改善し、グリッドの安定性を確保しつつ、新しいエネルギー源の統合や容量拡大を目指しています。両社は、持続可能なエネルギーインフラの計画と最適化を進行中です。
出典:PR TIMES
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