生成AI
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最終更新日:2024/10/28
ネオスは、太陽生命の生成AIを活用した実証実験に参画しました。AIを活用した新たな営業手法の実現に向け、生成AIによる保険募集プロセスの実証実験を実施しました。
このニュースのポイント
テクミラホールディングスの子会社であるネオス株式会社は、T&D保険グループの太陽生命保険株式会社の生成AIを活用した実証実験に参画しました。
太陽生命では、デジタル技術の進歩やコロナ禍を契機として、リモートによる保険申し込みや動画を活用したデジタル提案書等の非対面募集を推進しています。従来より太陽生命における営業DXに対応してきたネオスは、顧客との対話を通じて、AIが最適な保険商品を提示する新たな営業手法の実現に向けた実証実験に参画しました。
本取り組みには、ネオスの生成AIの豊富な知見を活かし、法人・自治体向けのセキュアなGPTモデル環境の構築からカスタマイズまで対応したAIソリューション「AIdea Suite」も活用しています。
この「AIdea Suite」をベースに、保険募集プロセス検証環境の開発を行い、AIが顧客の個人情報やニーズを保険営業員に代わりヒアリングし、収集したデータを基に保険商品を提案するまでのプロセスを再現しました。
ヒアリングでは、OpenAI社のChatGPTが持つFunction calling(プロンプトに応じて関数を呼び出し、その結果を反映したチャット機能)の技術を応用することにより、必要な情報をリアルタイムに引き出し、文脈を踏まえ適切に応答するなど、より人間らしい対話やインタラクションを可能にしています。また、テキストと音声の相互変換に対応することで、よりシームレスで自然な対話を実現しています。
さらに、本実証実験では生成AIを活用し、顧客と生命保険募集に関する会話応対(テキスト・音声)を実施できるか、また、会話から取得した情報をベースに商品提案情報を相互に連携できるか検証を行いました。
具体的には、対話シナリオを作成し、生成AIを用いて営業現場向けの対話モデルを構築しました。情報収集、ニーズ喚起、商品提案を含み、収集した情報を基に適切な保険プランを提案。これらの対話モデルによる、顧客情報のヒアリングや外部プログラムとの情報連携の精度を評価しました。
今後は、実証実験を通じて、商用化に向けた課題やハルシネーションの回避等について太陽生命と共に検討を進め、引き続きAIによる新たな営業手法の実現を目指していきます。
出典:@Press
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