NEC、経済産業省のAI原則実践に基づくAIガバナンスの運用を開始
最終更新日:2023/04/07
NECは、経済産業省の「AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン」に基づき、AIガバナンスの運用を開始しました。
このAIニュースのポイント
- 生体認証を含むAI事業で蓄積したナレッジを活かしAIガバナンスの取り組み強化を図る
- 「AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン」に対応したガバナンス体制と全社規程を新たに設計
- AIガバナンス推進責任者のもとでAIガバナンスを推進し、社内外の各部門・機能と連携することでより一層のガバナンスの強化を実現していく
日本電気株式会社(以下:NEC)は経済産業省が2021年に公表した「AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン」や、国内外の法令・ガイドラインに基づき、コーポレートガバナンス体制とAIガバナンスに関する全社規程を新たに整備し運用を開始しました。
近年、グローバルな社会課題解決に向けて、AIなどの先進技術の利活⽤による新サービスやイノベーションの創出が進んでいる一方で、技術の利用に伴う課題や懸念、人権やESGに対する社会からの要求が増えています。
NECは、AIの利活用に関する法令・ガイドラインの制定に向けた国際的な議論・検討が加速している中で、企業が法令への準拠した取り組みが求められていることを背景に、今回AIガバナンス運用を開始しました。
具体的には、外部環境とリスクを分析する「環境・リスク分析」、システムデザインの羅針盤としてガバナンスのゴールを定める「ゴール設定」、リテラシー向上、AIマネジメントの強化などを行う「システムデザイン」、継続的な評価・再分析を行うために説明可能な状態を担保する「運用」、システムデザインや運用の妥当性を見極める「評価」、社会の変化に対応するための「環境・リスクの再分析」の6項目と2つのループで構成しています。
常に変化する環境とゴールを踏まえ最適な解決策を見直し続けるガバナンスモデルの枠組「アジャイル・ガバナンス」をNECのAIガバナンスに活用することで、AIガバナンスのルールの柔軟な改善・更新が可能です。
また新たに定義したAIガバナンス遂行責任者のもとでAIガバナンスを推進し、社内外の各部門・機能と連携することでより一層のガバナンスの強化を図ります。
NECは「今回運用を開始したAIガバナンスは、今後順次グループ企業へも適用を拡大していきます。これにより、生体認証を含むAI 事業のリスク管理を一層強化し、社会から信頼される技術の開発と実装を進めていきます」とコメントしています。
出典:NEC
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