三菱総合研究所、自由記述式アンケートを生成AIで自動分析。手動の1/10の時短を実現
最終更新日:2024/08/16
三菱総合研究所は、生成AIを用いて自由記述式アンケート1,000件の読解・分類・要約を試行した結果、手動に比べて10分の1以下に時間を短縮したと発表しました。
このAIニュースのポイント
- 三菱総合研究所が、1,000件の自由記述回答を生成AIで分析
- AIの利用により、自由記述回答の分析作業が従来の10倍以上の速度に
- 生成AIは手動分類を超える精度で自由記述を分類し、要約を作成する技術を確立
株式会社三菱総合研究所は、住民意識調査の自由記述式回答1,000件に対して、生成AIを用いた分析を試行しました。本試行は、三菱総合研究所の生成AIソリューション開発コンセプト「ララサポ」の一環として、実業務への適用に向けた利用方法の検討や分類精度の検証を行いました。
アンケート調査における自由記述式の回答は、豊富な情報量を含む一方で、手動での読解や分析には多大な時間とコストがかかります。
手動で1,000件規模の自由記述式回答を分析する場合、深い読解力と4〜5時間を要しますが、近年の自然言語処理技術の進展により、自由記述式回答の文章データからも多くの示唆を得られることが判明しました。
これにより作業は10倍以上高速化し、大幅な省力化が実現。さらに、一律の判断基準を設定し分類することで、分類基準の標準化が実現しました。
例えば、指定したカテゴリに沿って自由記述式回答を生成AIで分類する方法が確立され、研究員による手動分類をしのぐ精度で分類できることが確認されました。
他にも、生成AIの分類結果を元に、自由記述式回答の要約を生成AIで作成しました。分類カテゴリごとに「代表的な意見」を適切に表現し、研究員の通常の作業結果と同様の成果を実現しました。これらの方法について、三菱総合研究所は現在特許を出願しています。
三菱総合研究所は今後、生成AIと研究員が協働し、自由記述を含むアンケート分析のプロセス変革を進めます。また、生成AIの性能向上や入力文字数の増加を見込む機能改善など、アンケート分析業務を高度化する取り組みを続けます。
出典:PR TIMES
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