富士通とみずほ、生成AIを活用する共同実証実験を開始
最終更新日:2023/12/04
富士通とみずほは、富士通の生成AIを活用して、みずほのシステム開発・保守フェーズにおける品質向上やレジリエンス向上を目指す実証実験を共同で実施します。
このAIニュースのポイント
- 富士通とみずほが生成AIを活用する実証実験を開始
- システムの開発プロセスにおける設計書の記載間違いや漏れを生成AIで自動検出し、開発品質の向上を目指す
- 生成AIを活用することで改善された設計書から、テスト仕様書を自動生成する技術も共同で開発していく予定
富士通株式会社と株式会社みずほフィナンシャルグループは、富士通の生成AIを活用して、みずほのシステム開発・保守フェーズにおける品質向上やレジリエンス向上を目指す実証実験を共同で実施します。
みずほは、システム開発・保守フェーズにおける品質向上やレジリエンス向上に継続して取り組んでいます。また富士通では、2023年6月9日より、AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi (code name) – Fujitsu AI Platform」を通じて生成AIコアエンジンを提供開始しています。
富士通とみずほは、みずほのシステムの開発プロセスにおいて、設計書の記載間違いや漏れを生成AIで自動検出し、システム開発の品質向上を目指します。今回の実証実験で活用する生成AIは、生成AIコアエンジンに富士通が保有するエンジニアの知識とノウハウを組み合わせたものです。
また、両社は生成AIを活用することで改善された設計書から、テスト仕様書を自動生成する技術も共同で開発を進めていきます。さらに、従来は人間にしかできないと思われていたソースコードの生成やシステムの開発、保守に関連する作業について、生成AIを活用した技術による品質・レジリエンス向上を目指して検証していく予定です。
富士通とみずほは、「富士通が進めているスーパーコンピュータ富岳を活用した大規模言語モデルに関する研究成果を、2024年度にみずほのシステムに広く適用していき、今後システムのさらなる高品質化と効率化を目指します」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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