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AIによる獣害対策システム開発。三重大とばとん「南あわじ市灘地区の果物を守りたい」

最終更新日:2022/08/08

人と自然が調和する「あわじのむらづくり」を進める合同会社ばとんは、南あわじ市灘エリアでの獣害被害軽減のため、三重大学大学院生物資源学研究科 内藤啓貴助教と共同で独自の獣害対策システムを開発するためのデータセンシングを開始しました。

このAIニュースのポイント

  • 合同会社ばとんは三重大学と共同で独自の獣害対策システムを開発するためのデータセンシングを開始
  • 2つ目のポイント
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人と自然が調和する「あわじのむらづくり」を進める合同会社ばとんは、南あわじ市灘エリアでの獣害被害軽減のため、三重大学大学院生物資源学研究科 内藤啓貴助教と共同で独自の獣害対策システムを開発するためのデータセンシングを開始しました。

ばとんは、「自然と調和し感性が解放されることで人と自然にとって持続可能な経済活動を行う場所」=「あわじのむら」を、圧倒的な景観と荘厳な雰囲気が魅力的な兵庫県南あわじ市灘白崎に創ることを目標としています。
昨今、日本各地で野生動物による農作物への被害が相次いでおり、当地でも農産物への獣害被害が深刻な状況になっています。そこで、「あわじのむらづくり」の第一歩として、獣害対策システムの開発をスタートしました。

南あわじ市灘白崎に設置したセンサー類

今回のデータセンシングは野生動物の「熱画像」「音」等のデータを採集し、AIに学習させることを目的としています。今回得られたデータを基にAIが野生動物の種類を特定し、AIによる「野生動物の自動検知」ならびに検知したデータに基づく「野生動物の自動追払いシステム」開発を見込みます。将来的には本システムをパッケージ化し、獣害被害にお悩みのあらゆる方に販売することも計画しています。

熱画像計測の様子

開発にあたっては、かねてより三重大学の生物資源学部にて『データに基づいてフードシステムを持続的かつ豊かに』というコンセプトで、センシング・データサイエンス研究を行ってきた国立三重大学の内藤啓貴助教と、三重大学「令和3年度三重大学中小企業との共同研究スタートアップ促進事業」として実施します。

実際に撮影された動物の様子

南あわじ市灘地区では、枇杷やみかんなどの柑橘類の栽培が盛んなことで知られています。しかし、近年は相次ぐ獣害被害によって栽培そのものを諦めてしまう農家の方が増えている現状があります。
今回のシステム開発によって、このような現状を少しでも良い方向に変えていくことを目指します。

出典:PR TIMES

AIsmiley編集部

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