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最終更新日:2023/03/31
Microsoftは、サイバーセキュリティの世界に次世代AIを導入すると発表し「Security Copilot」の提供を開始しました。
このAIニュースのポイント
Microsoftは、サイバーセキュリティの世界に次世代AIを導入すると発表し、対話AIを取り入れたセキュリティ分析ツール「Security Copilot」の提供を開始しました。
世界では1秒あたり1,287件のパスワード攻撃が行われおり、断片化したセキュリティツールやインフラは攻撃者を阻止するには十分ではありません。また過去5年間にサイバー攻撃は67%増加しており、サイバーセキュリティの専門家には常に大きな負担がかかっていました。
そのような状況において「Security Copilot」は、Microsoftの膨大な脅威インテリジェンスのリソースと業界をリードする専門知識を組み合わせ、AIアシスタントを通じてセキュリティ専門家のサポートをします。
Security Copilotは脅威インテリジェンスを要約し、複雑性の軽減を図ることに加えて、ウェブトラフィックのノイズの中から悪意のある活動の特定も可能です。また、リアルタイムに攻撃関連データを相関分析し要約することでインシデントの優先順位をつけ、多様な脅威を迅速に修復するための最適な行動を推奨します。
今回提供が開始されたSecurity Copilotを活用することで、あらゆる規模のセキュリティチームが、大きな組織のスキルや能力を得ることが可能です。さらに知識のギャップを埋め、チーム全体を横断して、ワークフロー、脅威アクターのプロファイル、インシデントレポートを強化することでサイバーセキュリティにおけるスキル不足の解消を促進します。
Microsoftは「セキュリティの進化には、人間の創意工夫と人間の専門知識を高速かつ大規模に適用するための最先端のツールの組み合わせが必要です。私たちはSecurity Copilotによって、すべてのセキュリティ担当者が世界をより安全な場所にするために必要なツールやテクノロジを利用できるようになる未来を築いています」とコメントしています。
出典:Microsoft
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