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最終更新日:2026/03/16
MS Copilot Cowork発表
Microsoftは、Microsoft 365のセキュリティとガバナンスの境界内で動作する「Copilot Cowork」の限定版の提供を開始しました。会議の再スケジュールや業務タスクの実行などを自動化します。
このニュースのポイント
米Microsoft社は、Microsoft 365のセキュリティとガバナンスの境界内で動作する「Copilot Cowork」の限定版を提供開始しました。

Microsoftは、昨年よりCopilotをアクションを実行するツールとして推進してきました。タスクの完了やワークフローの実行など、AIがユーザーに代わって作業を行うことを想定しています。
今回限定的に提供を開始した「Copilot Cowork」は、チャットだけでなくCopilotが実際のアクションを実行できるよう支援します。成果物を具体的に指示することで、メールや会議、メッセージ、ファイル、データを基に作業を進めます。これにより、業務の委任が容易になります。
Work IQを搭載した「Copilot Cowork」は、OutlookやTeams、ExcelなどMicrosoft 365の各機能からシグナルを取得し、ユーザーの状況を理解したうえで行動します。タスクを引き継ぐとリクエストは計画に変換され、バックグラウンドで実行されます。計画にはチェックポイントが設けられ、進捗の確認や変更、一時停止が可能です。
また、必要に応じて確認を行い推奨アクションを提示します。変更を適用する前にユーザーが承認できるため、制御権を保ったまま利用可能です。一度に最大12件のタスクを並行して処理できるため、AIが作業している間に別の業務へ集中できます。

例えば、「Copilot Cowork」はカレンダーを整理し、会議の再スケジュールや集中時間の確保を支援します。週の始まりに乱雑になった予定を分析し、優先順位を整理。Outlookの予定を確認したうえでユーザーに優先事項を尋ね、競合する予定や重要度の低い会議にフラグを付けて変更を提案します。
提案を承認すると、会議の承認や辞退、再スケジュール、フォーカス時間の追加などが自動で反映されます。会議の準備資料の送信にも対応します。これにより手作業が減り、1週間の予定を整理しやすくなります。結果として、重要な業務により多くの時間を充てることが可能になります。

加えて、「Copilot Cowork」は顧客ミーティングの準備も支援します。メールや会議、ファイルから必要な情報を抽出し、カレンダーに準備時間を設定。ブリーフィング資料や分析資料、顧客向け資料などの成果物も作成します。
これらの情報はMicrosoft 365に保存されるため、チームで共同編集や修正が可能です。その結果、共有可能な資料や説明用デッキ、顧客向けステータス更新メールの下書きなどを準備した状態で会議に臨めます。

新製品の発売時には、販売ワークフローの委任にも活用できます。Excelで競合比較を作成し、差別化要素を価値提案として整理し、顧客向けプレゼン資料を作成します。また、マイルストーンや担当者、次のステップの整理にも対応します。これにより、戦略立案だけでなく実行までを支援します。
さらに、複数ツール間でファイルを統合する必要がなく、一貫したストーリーと関連資料を迅速に取得できます。チームはそれらを配布・レビューし、リリースの進行に合わせて改善可能です。
「Copilot Cowork」は、Microsoft 365のセキュリティとガバナンスの境界内で動作するため、ID、権限、コンプライアンスポリシーはデフォルトで適用されます。アクションと出力も監査可能です。保護されたサンドボックス環境のクラウド上で実行されるため、デバイスを切り替えてもタスクは安全に進行します。これにより、エンタープライズ規模での運用に対応します。
加えて、Anthropicとの連携により「Claude Cowork」を支える技術をMicrosoft 365 Copilotへ統合しました。このマルチモデルの仕組みにより、特定のモデルに依存せず、業界全体の技術を活用できます。業務に応じて最適なモデルを選択できる点が特徴です。
「Copilot Cowork」は現在、限定版として一部顧客向けに提供されており、2026年3月下旬にFrontierプログラムでより広範囲に利用可能になる予定です。
出典:Microsoft
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