生成AI

最終更新日:2024/03/07
文部科学省は、大学・高専による教学面での生成AIの利活用についてとりまとめ、各大学・高専に周知しました。
このAIニュースのポイント
昨今の生成AIの利用者急増を受け、多くの大学・高等専門学校にて、生成AIの教学面での取扱いに関する指針や考え方等の策定が進められています。文部科学省は、大学・高専の対応の参考となるよう、既に各大学において策定されている指針の内容や有識者の見解等を踏まえ、生成AIに関して利活用が想定される場面例や留意すべき観点等についてとりまとめ、各大学・高専へ周知しました。
周知事項では、留意すべき点として、生成物の内容に虚偽が含まれる可能性や機密情報等の流出、生成AIのみを使用したレポート作成など、学生の主体的な学びの妨げになる可能性等が考えられるとし、それぞれどのように対応すべきかについて述べています。
一方で、生成AIを適切に活用すれば、学修効果の向上や、教職員の業務効率化が期待できるとし、具体的には、ブレインストーミングや、論点の洗い出し、情報収集などにおいて効果を発揮することが期待されます。
現在文部科学省では、数理・データサイエンス・AI教育の全国展開を推進しており「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」を実施しています。また、生成AI等の最新動向を踏まえた留意事項等の内容を含むモデルカリキュラムや教材の開発・改善、普及を行うことで、各大学・高専の積極的な数理・データサイエンス・AI教育を推奨しています。
出典:文部科学省
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら