キャナルシティ博多で「AIを活用した熱供給プラント最適化予測運転システム開発」開始
最終更新日:2024/12/25
キャナルシティ博多で、メンテルとサン・ライフが「AIを活用した熱供給プラント最適化予測運転システム開発」を共同で開始しました。
このニュースのポイント
- メンテルとサン・ライフ、キャナルシティ博多で「AIを活用した熱供給プラント最適化予測運転システム開発」を共同開始
- エネルギーの省エネ・省力化・脱炭素化を目指し、熱供給プラントの運転計画をAIで最適化を図る
- キャナルシティ博多の熱源プラントの運転実績と気象条件を分析し、未来の熱需要を予測
大型複合施設キャナルシティ博多で、システム開発、データ分析など各種コンサルティングを行う株式会社メンテルと福岡地所グループの株式会社サン・ライフが、AIを活用した熱源システムの最適化予測運転システムの開発を開始しました。今回のプロジェクトは、エネルギーの省エネ・省力化・脱炭素化を目指し、熱供給プラントの運転計画をAIで最適化することを目的としています。
現行の熱供給プラントでは、空調用途のエネルギー消費が高く、省エネルギーと脱炭素化の改善が求められています。また、運転管理技術者の経験や勘に依存していることや、人材不足、高人件費が課題です。この状況に加え、光熱費の高騰やSDGs・ESGの観点から、環境性能向上とサステナブル化が期待されています。
本プロジェクトでは、AIを利用して熱供給プラントの運転計画を最適化し、省エネと快適性の両立を図ります。キャナルシティ博多の熱源プラントの運転実績と気象条件を分析し、未来の熱需要を予測します。
プロジェクトは3つのフェイズで構成され、フェイズ1では過去5年のデータを基にモデルとアルゴリズムを構築。フェイズ2ではリアルタイムの気象情報を用いて運転計画を自動生成するシステムを開発し、フェイズ3では既存の管理システムとの連携による自動制御を実現します。
サン・ライフはビル管理業務の知識を活かし、メンテルのデータサイエンスとソフトウェア開発技術を組み合わせて、ビル管理業務のスマート化を推進し、建物の環境性能向上やサステナビリティに貢献します。また、両者は専門知識と技術を共有し、将来的には他分野での協業を視野に入れています。
出典:PR TIMES
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