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最終更新日:2024/01/24
世界初!まぐろをAIで非破壊検査
富士通および東海大学の後藤 慶一教授の共同研究グループは、冷凍マグロの鮮度について、超音波AI技術を活用することで、冷凍状態のまま非破壊で評価することに世界で初めて成功しました。
このAIニュースのポイント
富士通株式会社および東海大学海洋学部水産学科の後藤 慶一教授の共同研究グループは、冷凍マグロの重要な品質指標の一つである鮮度について、超音波AI技術を活用することで、冷凍状態のまま非破壊で評価することに世界で初めて成功しました。
近年の日本食ブームなどを背景に、刺身向けに代表される高品質なマグロの需要が高まっており、2020年には5万トン以上を漁獲・生産する国は15か国に上るなど、マグロの需要は日本のみならず世界で大幅に増加しています。
天然マグロの大部分は漁獲時に船上で急速冷凍され、消費者のもとへと届きますが、その品質は漁獲時の状況や流通過程での管理に大きく左右されます。品質の判別には水揚げ時などに行う尾切り選別をはじめとする破壊的検査が主に用いられており、品質を評価できるタイミングや適切に評価できる熟練者が限られ、また評価できる部位が尾周辺のみで限定的でした。

一方、非破壊検査の手段としては、様々な分野で超音波検査が使われていますが、冷凍マグロに代表される冷凍物においては音波の減衰が大きく、一般的な超音波機器を使った検査が困難で課題となっていました。
共同研究では、マグロの品質異常の一つである鮮度不良を対象にして、減衰の少ない低周波数の超音波を用いて検査し、その波形を機械学習によって解析することで、世界で初となる非破壊検査による冷凍マグロの鮮度不良の判定に成功しました。

具体的には、正常と鮮度不良のマグロの輪切り検体合計10個から取得した222個の超音波波形のうち、中骨からの反射波を切り出して機械学習を行いました。さらに上記の検体に加えて、正常と鮮度不良の輪切り検体合計6個から取得した126個の超音波波形を用いて鮮度不良度スコアの値を算出し、正常検体の波形と鮮度不良の波形を区別できるかを検証した結果、鮮度不良度スコアに有意差が認められました。

研究成果は、マグロの身を切ることなく冷凍マグロの価値を維持しながら、場所を問わず誰でもマグロの品質評価を行うことを可能にし、国際化の進むマグロの流通にトラストをもたらすことが期待されます。
出典:FUJITSU
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