神戸市の税務業務にて、生成AIチャット「税務相談ロボット」の有用性を検証
最終更新日:2024/10/30
神戸市とROBONは、「税務相談ロボット」を活用した生成AIの有効性についての実証実験を開始します。
このニュースのポイント
- 神戸市とROBONが、「税務相談ロボット」を活用した生成AIの有効性についての実証実験を開始
- 「税務相談ロボット」は、税務に関する最新情報を即時に回答。財務・経理担当者から会計士や個人事業主まで活用できる
- 実証実験によって、自治体の税務相談内容や情報ニーズを掘り起こし、各自治体へサービスを展開予定
神戸市と株式会社ROBONは、税務AI相談チャットサービス「税務相談ロボット」を活用した、生成AIの有効性についての実証実験を2024年10月18日(金)〜12月27日(金)にかけて実施します。
神戸市は、業務効率化と市民サービス向上のため、生成AIを活用しています。今回、税務部の職員が税務業務に必要な情報を確認するために生成AIを使った実験を行います。本実験では、最新の地方税や法人税のデータを学習したChatGPTを導入し、どのような効果を得られるのかを調べることを目的としています。
「税務相談ロボット」は、税務に関する悩みを生成AIのチャットに質問するだけで、出典の明示と共に要約した文章を回答するサービスです。質問できる対象税目は法人税・所得税・消費税・相続税・地方税等で、法人企業の財務・経理担当者様や会計士・税理士、個人事業主や個人も活用できる税目をカバーしています。
また、生成AIが学習しているデータは国税庁・その他省庁・地方自治体のオフィシャルなデータに加え、通達や法令も学習しています。税務に関する情報は日々アップデートされることが多く、最新の情報を追うことが難しいと言われていますが「税務相談ロボット」に質問するだけで、通達を含めた最新の税務に関する情報を獲得することができ、税務の現場の生産性の大幅な向上に貢献します。
ROBONはこの実証実験によって、自治体の税務相談内容や情報ニーズを掘り起こすとともに、相談機能の強化につなげ、各自治体へサービスを展開していく方針です。
出典:@Press
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