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キリンビールとブレインパッド ICTを活用したSCMのDXを推進するプロジェクト始動

最終更新日:2022/09/30

キリンビールは、ブレインパッドと、ICTの活用によりキリンビールのSCM業務プロセスのDXを加速させる、3カ年にわたるMJ(未来の需給をつくる)プロジェクトを始動します。

このAIニュースのポイント

  • システムの自動化範囲を拡充することでより安定的で持続可能な需給業務の実現を目指す
  • 取り組みの第一弾は資材需給管理アプリの運用
  • 業務の効率化により商品リニューアルに伴う資材管理業務において年間約75%の業務時間を削減見込み

キリンビール株式会社は、株式会社ブレインパッドと、ICTの活用によりキリンビールのSCM業務プロセスのDXを加速させる、3カ年にわたるMJ(未来の需給をつくる)プロジェクトを10月より始動します。

このプロジェクトでは、データの活用を通じた業務プロセスの変革支援を得意とするブレインパッドと手を組み、需給業務におけるシステムの自動化範囲を拡充することで、これまで従業員が手動で対応していた業務の効率化を図り、より安定的で持続可能な需給業務の実現を目指します。
そして、商品の安定供給のための盤石な運営体制構築と当社従業員の働きがいの向上を目的として、「デジタルの力」と「人間の力」の両面で需給業務の抜本的な変革を実現します。

取り組みの第一弾として、資材需給管理アプリの運用を12月から開始します。これは、商品のリニューアルやパッケージデザイン変更時に、変更前の包装資材を使い切るための適切な調達数量の算出をサポートするアプリです。

キリンビールではこれまで資材管理業務をシステム対応できておらず、ほぼ全ての工程を従業員が手動で対応していたため、本業務に多くの時間を要していました。
この課題を解決するべく、資材を無駄なく使い切るための調達数量の自動計算やシミュレーション結果、将来の在庫量の予測結果を可視化することで、当業務に関わる従業員の最終意思決定をサポートします。また、直感的・視覚的なわかりやすさを重視したデザイン設計により、業務自体の簡易化も実現します。
このアプリを用いることによって、資材管理業務の標準化を実現するとともに、業務の効率化により商品リニューアルに伴う資材管理業務において年間で約75%の業務時間を削減し、年間1,400時間以上の時間創出を見込みます。

出典:キリンホールディングス

よくある質問

ICTとは?

Information and Communication Technologyの略で、情報通信技術のことです。ITとほぼ同義です。

SCMとは?

Supply Chain Managementの略です。原材料のコンポーネントから消費者への納品まで、商品やサービスの生産フロー全体に対処することを指します。

DXとは?

Digital Transformationの略で、業務プロセスをデジタル化・IT化するのではなく、データおよびデジタル技術を活用しビジネスモデルや企業文化などを根本から変革していくことを指します。

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