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カード発行会社間でデータを共有、不正利用を防止 IWIとPKSHA共同開発

最終更新日:2024/02/26

IWIとPKSHA Technologyは、カード不正データシェアリングにより不正を防止できる「FARIS 共同スコアリングサービス Powered by PKSHA Security」を共同開発しました。

このAIニュースのポイント

  • アルゴリズムを用いて不正手口を学習・カード会社間で共有
  • 既存の方式と比べ不正利用被害が30%程度削減
  • 導入社数が増えていくことで、カード不正の検知精度が向上することも期待できる

株式会社インテリジェント ウェイブ、株式会社PKSHA Technologyは、カード不正データシェアリングにより不正を防止できる「FARIS 共同スコアリングサービス Powered by PKSHA Security」を共同開発しました。稼働は2023年6月の予定です。

開発の背景として、クレジットカード不正利用による被害は年々増え続けていることが挙げられます。不正利用額は2022年1〜6月の半年間で約206億円と、過去最悪であった2021年の年間不正利用額330億円と比べても増加が続いています。
また、カード不正に対して、各取引に点数を付与し、不審な取引を検知するスコアリングといった方式を採用するカード会社が増えていますが、この対策はカード会社ごとに行われています。そのため、個社で検知した不正手口しか学習することができません。巧妙化する不正手口に対し、そうした各社の対策では限界があり、カードの不正利用という犯罪には、カード業界が一体となって対策をすることが不可欠であることも開発を後押ししました。

実際にFARIS 共同スコアリングサービスを用い、複数のカード会社でPoCを行ったところ、既存の運用方式と比べ不正利用被害が平均30%程度削減されました。

導入するメリットとして、導入社数が増えていくことで、カード不正の検知精度が向上することが挙げられます。
先述したように、共同スコアリングによって、他社で起こった不正も自社の対策強化のための情報として学習できるので、導入企業が増えていくことで不正利用の検知精度が向上していきます。

また、スコアリングシステムの分析担当者の負荷軽減にもつながります。
AIモデルを利用するスコアリングでは、精度や品質を保つためにAIの分析が必要です。このサービスでは、スコアリングの分析業務はIWIが行うので、それらの分析にかかっていた担当者の負荷を軽減することができます。

PKSHA Technologyの代表取締役 上野山 勝也氏は「今回、不正検知システムにおいて多数の実績を持つIWIとの協業を通じ、より多くのカード事業者へ高度な不正利用検知を提供できることは、PKSHAが不正被害撲滅に貢献できる大きな一歩であり、身が引き締まる思いです。」とコメントしています。

出典:PRTIMES

AIsmiley編集部

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