イトーヨーカ堂と神戸大学、「AIスマート空調システム」を店舗へ導入。CO2排出量の削減目指す
最終更新日:2024/09/11
イトーヨーカ堂と神戸大学は、共同で空調エネルギー削減システム「AIスマート空調システム」を開発し、店舗への導入を開始します。
このニュースのポイント
- イトーヨーカ堂と神戸大学が、共同で空調エネルギー削減システム「AIスマート空調システム」を開発・導入へ
- 「AIスマート空調システム」は、人流・温度・CO2濃度などのデータをAIが解析・学習し、空調管理を行うシステム
- 今後は約70店舗への導入を進め、約2.2万トンのCO2排出量削減を目指す
株式会社イトーヨーカ堂と国立大学法人神戸大学は、共同でAIを活用した空調エネルギー削減システム「AIスマート空調システム」を開発し、イトーヨーカドー店舗への導入を開始します。この取り組みは、セブン&アイグループの「GREEN CHALLENGE 2050」の一環で、2030年度までにCO2排出量を50%削減し、2050年度には実質ゼロを目標にしています。
「AIスマート空調システム」は、店舗内に設置されたカメラや温度計などのセンサーによって収集された人流・温度・CO2濃度などのデータを、AIが解析・学習することで、最適な空調管理を行うシステムです。これにより、来店客数や室温の変化に応じた効率的な空調運用が可能となり、利用客が集中するフロアを効率的に冷却・暖房を行います。また、利用客の少ない時間帯には、空調の稼働を抑制し、エネルギー消費を削減します。
イトーヨーカ堂八王子店では、すでに実証実験が開始されており、空調に関わるエネルギーを約40%削減できています。この効果を踏まえて「AIスマート空調システム」を約70店舗に導入することを目指します。導入されることによって、約2.2万トンのCO2排出量を削減できます。
イトーヨーカ堂は今後も、産学連携などを通じて気候変動などの社会課題に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献します。
出典:イトーヨーカ堂
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