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最終更新日:2024/04/26
GPT-4 APIの使い方や注意点を徹底解説!
世界中で話題の大規模言語モデル「ChatGPT」を手掛けるOpenAIは、2023年7月6日(アメリカ現地時間)に「GPT-4 API」の一般提供を開始しました。世界中の開発者からリクエストが出ていたGPT-4 APIの登場によって、さらに幅広いシーンでの活用が見込まれています。
本記事では、GPT-4 APIの特徴や料金、基本的な使い方、注意点などの概要を解説します。自社での活用を検討する上で重要な情報もまとめていますので、ぜひご覧ください。

OpenAIによる大規模言語モデル「GPT-4」のAPIは、2023年7月6日(アメリカ現地時間)より一般公開されています。ウェイティングリスト登録をしていなくても、OpenAIのAPIをすでに利用している有料会員なら、8KコンテキストサイズのGPT-4 APIを利用できます。また、新規のユーザーも2023年末までには8Kトークン版のGPT-4が開始される予定です。その後、OpenAIのリソース量を見ながら徐々にサイズが拡大されるといわれています。
加えて、ChatGPT Plusユーザー向けに、コード実行プラグイン「Code Interpreter」が一般公開されることが発表されています。なお、画像生成モデルの「DALL・E」、音声認識モデルの「Whisper」のAPIも同時に一般提供がスタートしました。
そもそも「GPT-4 API」のAPIは「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」の略で、アプリやWebサービスの間をつなぐ役割を果たします。従来のChatGPTではブラウザからのみ使える仕様でしたが、APIの登場により、ChatGPTを他のアプリやソフトウェアから活用できるようになりました。代表的なものには、Twitterのログイン認証が付いたゲームアプリなどがあります。
GPT-4 APIの一般提供が開始された現在、高性能LLMのGPT-4が使えるChatGPTの有料版を自社サービスなどで呼び出す、といった使い方も可能です。
GPT-4 APIの利用料金は、モデルによって異なります。公開されている料金体系は以下の通りです。
| モデル | 入力時の料金 | 出力時の料金 |
| 8Kコンテキスト | $0.03(1Kトークンあたり) | $0.06(1Kトークンあたり) |
| 32Kコンテキスト | $0.06(1Kトークンあたり) | $0.12(1Kトークンあたり) |
8K版と32K版では、料金に倍の違いがあります。なお、前モデルの「GPT-3.5 Turbo」は4Kコンテキストで1Kトークンあたり$0.0015〜$0.002、16Kコンテキストでも$0.003〜$0.004であったことを考えると、GPT-4 APIでは値段がしっかり上がっています。
料金表を見る分には安く感じるかもしれませんが、何度もタスクをこなしていくと金額はすぐに上がります。GPT-4 APIが使えるようになったからといって、あれこれ試しているうちに請求が高額になってしまう可能性もあるため注意しましょう。

GPT-4 APIにより、LLMのテキスト補完での対応から「チャット補完」へ移行することが見込まれています。また、32Kコンテキスト版では、長文プロンプトの処理にも対応可能です。
そして、Completions APIの古いモデルの一部が半年以内を目処に廃止予定である点も見逃せません。これらの特徴について詳しく見ていきましょう。
OpenAIによると、チャット用API「Chat Completions API」のアクセス量が、2023年3月導入後にAPI全体の97%を占めています。2020年6月に初めて導入されたChat Completions APIは、対話のための自由形式のテキストプロンプトを使用し、高精度な出力を実現してきました。
その後、Chat Completions APIの構造化インターフェースが、システムメッセージや関数呼び出しなどに対応。さらに、マルチターン会話機能が登場したことで、幅広いタスクの構築や、プロンプトインジェクション攻撃のリスクの軽減に対応できるようになるとしています。従来の「チャットっぽい」応答を減らし、テキスト補完からチャット補完への移行を見据えているのです。なお、OpenAIは、Chat Completions APIが従来の「Completions API」よりも開発者にとってより高機能で使いやすく、プラットフォームへの取り組みの大部分をこの方向に投資し続ける予定であることも表明しています。
GPT-4 APIには、最大8,000トークンの8Kコンテキスト版に加えて、32Kコンテキスト版が提供されています。最大32,000トークンを実現する高性能モデルを利用できるため、従来より長文のプロンプトでも、スムーズに処理できる可能性があります。
OpenAIはまた、2023年後半にはGPT-4とその前身である「GPT-3.5 Turbo」のファインチューニングを予定しており、高度な推論性能が必要な複雑なタスク処理や、人間味のあるチャットボット作成なども実現すると見込まれています。
先述したChat Completions API への投資が増加したこと、またコンピューティング能力の最適化への取り組みの一環として、旧版API(Completions API)で利用可能だったモデルは6ヶ月以内に廃止されることが決まっています。
そのため、利用者はGPT-3.5 Turboなどのモデルに順次移行する必要がありますが、旧モデルを使っている開発者にとっては、大きな変化になる可能性もあります。そこで、ユーザーが影響を受ける場合、新しいモデルでのコンテンツ再使用に対して、金銭的なサポートを行うとしています。
GPT-4 APIは、ChatGPT APIをスタートする際のリクエスト方法とほぼ同じ手順で始められます。すでにChatGPT APIを利用している場合は、API連携機能を用いて他のWebサービスからGPT-4にリクエストを送ることも可能です。
GPT-4 APIを使い始める際の主な手順を見ていきましょう。ここでは、Google Apps Script(GAS)による申請方法を紹介します。
登録が完了したら、GPT-4 APIを使ってリクエストすることで応答結果を得られます。
ChatGPT APIの始め方や活用方法について解説した下記記事もあわせてご覧ください。
ChatGPT APIとは?始め方や使用時の注意点、活用事例を紹介
GPT-4 API利用時には、トークン消費量に注意しましょう。GPT-4 APIの利用料金は、トークン消費量に比例して高くなるシステムです。過去のやり取りをすべてmessagesパラメータにセットすると、やり取りの回数が増える度にトークン数が増加し、料金が高くなります。
そもそもとして日本語は英語に比べて消費トークン数が多い傾向にある点も、念頭に置いておく必要があります。
料金を節約するためには、トークンを消費しやすい使い方を避けることが重要です。トークン使用量を減らす方法として、以下をおすすめします。
多くのユーザーが待ち望んでいたGPT-4 APIが、ついに2023年7月6日に一般公開されました。最新の高性能LLMを幅広いシーンで活用できる環境が整ったことで、今まで以上にChatGPTがさまざまなシーンで活躍すると考えられています。
長文プロンプト処理やチャット入力の補完など、従来までのモデルよりも複雑な課題に対応できます。ただし、トークン消費量に比例して料金が高額になるため、トークンの節約対策も取り入れつつ、自社に最適なGPT-4 APIの活用を目指すことをおすすめします。
ChatGPTにて「GPT-3.5 Turbo」「GPT-4」を試したい方は下記記事もご参照ください。
GPT-4とは?特徴やできること・GPT-3.5との違いを事例で徹底比較!
また、アイスマイリーではChatGPT連携サービスの導入を検討する際に役立つ「サービス比較資料」を下記にて配布しております。あわせてご活用ください。
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