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最終更新日:2024/04/04
東京大学に匹敵するともいわれているベトナムトップの理系総合大学「ハノイ工科大学」。同大学出身の優秀なエンジニアは日本企業にも多数在籍しており、中には日本での豊富な職務経験を活かし、日本でベトナムオフショア開発事業をはじめるアントレプレナーもいます。
今回はベトナムのオフショア開発で高品質なアノテーションサービスからAIモデル作成までラボ型開発で提供する株式会社HBLAB 代表取締役会長のグエン フィ タン氏にお話を聞きました。
グエン フィ タン
株式会社HBLAB 代表取締役会長 グエン フィ タン
2010年、ベトナム理系大学の最高峰 ハノイ工科大学から慶應義塾大学環境情報学部に編入学。2012年、慶応義塾大学を卒業後、ベトナム大手企業FPTコーポレーションに入社。同年、日本でゲーム・EC開発などを行う株式会社ワンオブゼムに入社。2015年、株式会社HBLABを設立し、代表取締役会長に就任。2017年、ベトナムオフショア開発でAIモデル作成サービス、アノテーションサービスを提供。

――はじめにタン社長の経歴について教えて下さい。
――タン氏
「ハノイ工科大学に在学中に、同大学と立命館大学、慶応大学の3校が連携で行われた『HEDSPI』プロジェクトに参加したことが日本との出会いでした。『HEDSPI』プロジェクトは、ベトナムと日本の両国の発展と日本市場に対応したベトナム人IT技術者を養成するためのプロジェクトです。日本語のできる優れたIT人材の育成することで、IT技術の成熟を通してベトナムの産業競争力の強化を目指します。
100名を超えるベトナムの学生の中から、入学試験に合格した10名だけが慶応大学に編入学することができ、私は慶應義塾大学環境情報学部に編入学しました。
慶応大学を卒業後、ベトナムで最大手IT企業であるFPTソフトウェアに入社しましたが、日本でエンジニアとして働きたいという思いから、同年、日本の企業である株式会社ワンオブゼムにサーバーエンジニアとして入社しました。」

――どうして日本市場で起業しようと思ったのでしょうか。
――タン氏
「学生時代から、いつか自分の会社を持ちたいと思っていました。
日本で3年間サーバーエンジニアとして働いてみて、 『こだわり』の強い日本人の技術やサービスの質の高さと、米国やヨーロッパにはない『おもてなしの心』を肌身で感じていました。いつからかベトナムでも日本のようなサービスへの『こだわり』と『おもてなしの心』を実現したいと考えるようになっていました。
日本が得意とするものづくりをベトナムでやろうとすれば、莫大な費用と何か月もの時間がかかってしまいますが、ITビジネスはPC1台とメールがあれば仕事をはじめることができます。
起業して間もないうちは数名のエンジニアと一緒に日本のゲーム開発を行っていましたが、現在ではオフショア開発が好調でHBLABは従業員数140人にまで拡大しました。従業員の多くは20代後半のエンジニアです。私たちには新しいことに取り組みたいという向上心と勢いとがあります。」

――AI・人工知能のオフショア開発をはじめた経緯についてお聞かせください。
「AI事業をはじめたきっかけは、2015年10月に、人間のプロ囲碁棋士をハンディキャップなしで破った初のコンピュータ囲碁プログラム『AlphaGo(アルファ碁)』でした。このニュースをみた時の衝撃は大きかったです。
これからはAIの時代が来ると確信しました。
ベトナム企業の技術力は製造業などでは40年前の日本と同じくらいで、とても遅れていると言えます。
私たちが日本や世界と戦って勝つためには、AIのような全く新しい分野に挑戦し、最新の技術をキャッチアップしていく必要があります。
2016年から1年間かけて少しずつ小規模なAI開発を進めていきました。」

4分野のAIモデル開発実績
HBLABは、ベトナムからお客様の開発をお手伝いするオフショア開発事業を展開しています。
システム構築、モバイル開発、運用サービスからAI R&Dまでといた幅広い分野を高品質で提供しています。
――HBLABでAI開発をするメリットについて教えてください。
――タン氏
「オフショア開発でAIモデルを開発するメリットは、優秀なAIエンジニアを日本よりコストを抑えて提供できる点です。
数万円でAIモデル作成をはじめることができます。日本語の堪能なブリッジSE&コミュニケーターが在籍しているので、日本語での正確な意思疎通も可能です。」
――HBLABならではの強みは何でしょうか。
――タン氏
「特にアノテーションについては、専任のスタッフが20人以上在籍しており、独自のツールを開発しました。「AI開発のためのAI」を活用することで、アノテーションの工数を大幅に削減に自信があります。
また、AI開発エンジニアの1人月あたりの単価は50万円と日本のAIエンジニアのおよそ4分の1の費用に抑えて開発することができます。コストを抑えてAI開発できることも強みのひとつです。」

――今後のHBLAB社の展望についてお聞かせください。
――タン氏
「AIの分野ではベトナムのトップ企業、”No.1″になりたいです。
ベトナムの若者はとにかく向上心が高いので、新しいことを勉強したいという人材が集まっています。ベトナムの学生もAI・人工知能を学びたいというニーズが強まっていると思います。
ベトナム市場は日本に比べて学習用のデータが少ないので、AIの活用の場そのものが少ない状況にあります。
ベトナムのエンジニアの保有するAI・人工知能のスキルを有効活用できる日本市場で、これからも成長していきたいと考えています。」

HBLAB社は、最先端の技術を常にキャッチアップし技術とアイディアの融合による革新的なサービスの創出を「オフショア企業」という立場から提案している企業の一つです。
”最先端技術を追求し、より豊かな社会作りに貢献し続ける”という企業理念には、タン氏が日本での学生・社会人生活の中で、身の回りにあった日本のあらゆるサービスの経験から学び取った「おもてなし」の精神が根付いています。
HBLAB社は、サービスの質を追求する「こだわり」と「おもてなしの心」をもって、日本をはじめ先進国水準のAI・人工知能サービスを提供し、日本とベトナム両国の発展に貢献する企業を目指しています。
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