生成AI
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最終更新日:2024/06/12
みずほ銀行と、みずほリサーチ&テクノロジーズおよび東京都八丈町は、富士通とともに、ザトウクジラの来遊状況の把握に向けた、画像認識AIモデルの実証および観光振興への活用可能性の検証事業を強化することを発表しました。
このAIニュースのポイント
株式会社みずほ銀行と、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社、および東京都八丈町は、富士通株式会社が持つ先端AI技術を活用し、ザトウクジラの来遊状況を把握する実証を開始すると発表しました。これに伴い、観光振興への活用可能性の検証事業も強化されます。
みずほグループは、八丈島内唯一のメガバンクグループとして、デジタルテクノロジー等の社会実装を通じて地域課題の解決を図る「スマートアイランド化」の実現に向けて、みずほグループの持つ金融やデジタルテクノロジーに関する知見・ノウハウを活用し、行政のデジタル化や観光振興へのデジタル技術の導入など、さまざまな取り組みを推進しています
取り組みの1つとして、これまでにも八丈町や国立大学法人東京海洋大学と連携し、ザトウクジラの生態調査や観光振興への活用において、デジタル技術の導入を支援してきました。
今回、富士通が提供するAIサービス「Fujitsu Kozuchi」を活用することにより、従来人手のみで実施していた生態調査の高度化が実現します。
具体的には、ザトウクジラの生態行動を学習させたAIモデルを用いて、島内に設置している複数の定点カメラの映像データを分析し、ザトウクジラ検知のフィージビリティを検証します。併せて、来遊状況の観光客への周知など、検知結果を還元するための運用フローについて検討を行います。
本事業は、東京都の「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」の枠組みを用いて、八丈島のスマートアイランド化推進の一環として行われます。実施期間は、2024年5月から2024年10月末の約半年間の予定ですが、検証結果を踏まえ、実施期間の延長を検討予定です。八丈島の生物多様性の保全と、地域資源を活かした観光振興が期待されます。
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