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AIを活用した献立作成アプリで栄養バランスと効率化を実現

最終更新日:2024/01/24

グローバルキッチンとJDSCは、AIを活用した献立作成アプリを開発しました。これにより栄養バランスやコスト管理などの自動化が可能です。

このAIニュースのポイント

  • グローバルキッチンとJDSCがAIを活用した献立作成アプリを開発。栄養計算とコスト管理を自動化
  • 自動作成で高齢者施設向けに最適な献立提供。現在約5,000施設が利用中
  • 今後、献立の自動作成に加えて、受注予測・在庫最適化機能も提供予定

グローバルキッチン株式会社と株式会社JDSCは、AIとデータを活用した献立作成アプリを共同で開発し、食材提供サービスの向上に取り組みます。このSaaS型アプリは、栄養価、価格、食材の組み合わせ、色合いなどを指定した条件に従って、献立を自動的に作成します。

高齢者施設や福祉施設向けの食事提供では、栄養価の細かな計算やコスト管理の複雑さに加え、飽きのこないバラエティに富んだメニューの開発が必要であり、施設や管理栄養士にとって献立作成の負担が大きいという課題がありました。

今回開発されたAIとデータを活用したアプリを使用することで、栄養価や価格、食材の組み合わせなどの要件に基づいて、自動的に最適な献立を提案することが可能です。このアプリは、グローバルキッチンの献立作成のノウハウを元とした数理最適化モデルを活用しており、お客様に満足度の高い献立を提供することができます。

「まごの手キッチン」という高齢者施設向け食材提供サービスは、このAIによる献立作成アプリを活用しています。具体的には、アプリで作成した献立表を会員企業向けのWebサイトで公開し、約5,000施設がAIによる献立を利用しています。こうした自動献立の導入により、食材の調達や献立の作成に関する労力と時間を大幅に削減することができます。

今後の展望として、アプリには受注予測や在庫最適化機能の追加が予定されています。AIによって食材の発注量を自動的に算出することで、コスト削減や効率的な発注業務の実現を支援します。さらに、各メニューの撮影画像からAIが背景を削除し、献立通りに組み合わせた画像を生成する機能も提供され、メニュー撮影の効率化も実現予定です。

グローバルキッチンは、高齢者施設や地域社会全体の健康的な食事提供を目指しており、栄養バランスや多様なメニュー開発においてAIを活用することで、食事の質を向上させる取り組みを行っています。またJDSCは、データサイエンスの知見を活かし、AIや機械学習などの技術を社会実装することで日本の進化に貢献していくと述べています。

出典:JDSC

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