ZOZO、生成AIでZOZOTOWN上のアイテムレビューのガイドライン違反をチェックするツールを開発
最終更新日:2024/09/03
ZOZOは、ZOZOTOWN上のアイテムレビューのガイドライン違反を検出する「アイテムレビューパトロール」を独自開発しました。
このニュースのポイント
- ZOZOTOWNユーザーのアイテムレビュー投稿のガイドライン違反を検出する「アイテムレビューパトロール」を自社開発
- 4か月間の運用で、違反チェックの業務時間を67.7%削減、チェック件数は68.5%削減。生産性向上に貢献
- 生成AIを活用することで、ガイドライン違反の可能性が高いレビューのみをチェックできる
ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOは、サイト内でユーザーによるアイテムレビューのガイドライン違反を検出するため、生成AIを活用した独自ツール「アイテムレビューパトロール」を開発しました。
「アイテムレビューパトロール」は、AIがレビューを自動で確認し、ガイドラインに沿った違反を検出します。大規模言語モデル(LLM)特有の不確実性に対応するため、最終的な確認は担当者が行うことを前提に設計されています。
本ツールは2024年4月に運用を開始し、4か月間運用した結果、担当者のガイドライン違反チェックにかける業務時間を67.7%削減、チェック件数を68.5%削減しました。
ZOZOTOWNでは、ユーザーが商品選ぶ際にレビューを参考にするため、ガイドラインにおいて商品不良や配送に関する内容をレビューの対象外と規定しています。従来は、担当者が違反となるレビューがないかを一から目視でチェックしていましたが、本ツールの導入により、ガイドライン違反の可能性が高いと判断されたレビューのみをチェックできるようになり、生産性が向上しました。
また、ガイドライン違反となるレビューが取り除かれることで、これまで以上にアイテムレビュー機能がユーザーの購入の意思決定に役立つことが期待されます。
今後もZOZOグループは、生成AIを含むAIの業務および事業への活用を進める方針です。
出典:PR TIMES
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