Gen-AX、先端AIオペレーター「X-Ghost（クロスゴースト）」の正式提供開始。

最終更新日:2025/11/14

Gen-AX 先端AIオペレーター提供

Gen-AXは、コンタクトセンターにおける自律思考型AIの音声応対ソリューション「X-Ghost（クロスゴースト）」の正式提供を開始しました。

このニュースのポイント

Gen-AXが先端AIオペレーター「X-Ghost」の正式提供を開始
X-Ghostは、24時間対応やリアルタイム監視、Speech-to-Speechモデル、API連携により、コンタクトセンターの業務効率と顧客体験を同時に向上
Gen-AXが導入支援体制を整備し、今後はSaaS拡張や多言語化、公共領域への展開など、機能と適用範囲をさらに広げていく方針

生成AIを活用したSaaSプロダクトの開発・提供と、企業のAXを支援するコンサルティングサービスを提供するGen-AX株式会社は、コンタクトセンターにおける自律思考型AIの音声応対ソリューション「X-Ghost」の正式提供を開始しました。パイロットプロジェクトとしての三井住友カード株式会社との実証を経て、一定規模以上のコンタクトセンターの席数を有するエンタープライズを中心に販売を開始します。

X-Ghostは、AIが自動的に思考し、自然な音声対話で顧客応対を行う「AIオペレーター」として、企業の業務効率化と顧客体験の両立を支援します。

近年、コンタクトセンターとインハウスのなど「問い合わせ市場」は大きな規模へと成長している一方で、AI導入後に成果を出す「ユースケース設計」や「データ品質の維持・改善」が難しいという課題も顕在化しています。

その結果、「AIを導入しても継続的な改善が難しい」「現場運用まで定着しない」といった状況が、多くの企業で発生しています。さらに、日本の多くのコンタクトセンターでは、依然として深刻な労働力不足と高い離職率が続いており、対応品質の維持や業務知識の継承が困難になっています。

X-Ghostは、コンタクトセンターが抱えるこうした課題に対して「自律思考型のAIオペレーター」として寄り添う仕組みを提供します。24時間365日の応対を可能にする音声対話AIエンジンを搭載、また、モニタリングAIが発話内容やシステムの挙動をリアルタイムで監視し、リスク判定やガードレール制御によって安全性と信頼性の高い対話環境を維持します。

さらに、音声認識・言語処理・音声合成を個別に連携させる従来方式で発生していた情報欠損やレイテンシー、誤り伝搬といった課題を、最先端のSpeech-to-Speechモデルによって解消しました。AIが自律的に思考することで、より人間らしく自然な対話を可能にします。加えて、API連携機能により、会話の文脈に応じて顧客企業内のAPIを自動で呼び出すことができ、業務の効率化と高度な応対を同時に実現します。

また、企業がよりスムーズに「X-Ghost」を導入できるよう、支援体制も同時に提供することで、企業は「早く・確実に・現場に定着するAI導入」を実現しました。

Gen-AXは今後、SaaS拡張や多言語対応、マルチモーダルへの拡張を進めるとともに、自治体・公共領域など社会インフラ分野での実装も検討してくとコメントしています。

出典：PR TIMES