生成AI
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最終更新日:2024/03/19
福岡市は、アンドドットとQTnetにより共同開発された「QT-GenAI」を活用し、市の職員の業務時間削減と生産性向上の効果を検証しました。
このAIニュースのポイント
福岡市は、アンドドット株式会社と株式会社QTnetが共同開発した「QT-GenAI」を活用し、「全ての職員が生成AIを使いこなす」という目的のもと、職員の生産性向上と安全性の実証実験を行っています。その結果、平均して業務時間の33%以上が削減でき、業務成果・品質は33%向上したという回答が得られました。
福岡市は、アンドドットが提案した「生成AIを活用した職員の生産性向上」プロジェクトを採択し、昨年から市の職員40名向けに「QT-GenAI」を含め、生成AI研修を継続的に実施しています。
従来の生成AIツールは、利用者のプロンプト活用スキルが求められていましたが、「QT-GenAI」には、発生頻度の多い業務・作業は、プロンプトを都度作成しなくても、フォームにキーワードを入力すると返答が返ってくる「モード機能」を搭載しています。この機能により、議事録のフォーマット作成・文書の校正や添削・英語資料の作成業務・プレゼンテーションのFAQ作成など職員の各種業務に活かすことができます。
2024年2月に実施した中間アンケートでは、「QT-GenAI」の利用により、作業時間は平均33.75%削減され、業務成果・品質は平均36.56%向上したと回答結果が得られました。
アンドドットは「生成AIのさらなる利用促進を進めていくと同時に、市民や観光客に向けた新しい価値の提供といった、先進的で実利の見込める取り組みに生成AIの活用を進めていく計画を立てていきます」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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