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最終更新日:2025/04/04
富士通 企業向けAI開発に貢献
富士通は、企業が持つ膨大なデータや法令への準拠を容易に実現するエンタープライズ生成AIフレームワークを開発しました。世界初の生成AI監査技術で構成され、企業ニーズ対応の特化型生成AIを自動生成します。
このニュースのポイント
富士通株式会社は、企業における生成AIの活用促進に向けて、多様かつ変化する企業ニーズに柔軟に対応し、企業が持つ膨大なデータや法令への準拠を容易に実現するエンタープライズ生成AIフレームワークを開発しました。2024年7月から「Fujitsu Kozuchi」のラインナップとして提供を開始します。
エンタープライズ生成AIフレームワークは、「ナレッジグラフ拡張RAG」「生成AI混合技術」「生成AI監査技術」の3技術を組み合わせて開発されました。

「ナレッジグラフ拡張RAG技術」は、既存のRAG技術を発展させて、企業規則や法令、企業が持つマニュアル、映像などの膨大なデータを構造化するナレッジグラフを自動作成します。
大規模データを自動的に構造化することで、従来の数百万トークン規模から1,000万トークン以上のデータを参照できるようになります。また、論理推論や出力の根拠を示す能力が向上します。
また、「生成AI混合技術」では、入力タスクに最適な特化型生成AIや機械学習モデルを、自動生成します。この技術は、プロンプトエンジニアリングやファインチューニングを行わずに、企業のニーズに合わせたAIモデルを迅速に生成します。各AIモデルの性能を予測し、最適なものを選択・組み合わせることで、高性能な特化型生成AIが短期間で提供されます。これにより、小中規模で軽量なモデルを採用し、電力と計算資源の消費を抑制します。
また、「生成AI混合技術」を用いて日本語特化LLM「富岳」で学習した大規模言語モデル「Fugaku-LLM」と、他に適した日本語特化LLMを混合して回答を出力した結果、日本語性能を測定するベンチマークで最高レベルの精度を達成しています。
さらに世界初となる「生成AI監査技術」は、生成AIの回答が企業規則や法令に準拠しているかを監査します。回答と根拠の整合性を検証し、矛盾点をわかりやすく提示するハルシネーション判定技術で構成されてます。
富士通は、エンタープライズ生成AIフレームワークを活用した実証実験を行っており、契約書順守チェック30%の工数削減や、サポートデスクの作業効率の25%向上、運輸業におけるドライバー最適配置の計画策定時間の95%削減などの効果を見込んでいます。
また、生成AIを業務で活用する際の課題を解決しており、約1,000万文字からなる製品マニュアルからのQ&A作成、モバイルネットワークの接続障害の解析、3か月間もの監視カメラ映像解析による作業現場の従業員の疲労度解析、大規模ゲノムデータの解析などへ生成AIを活用し、生産性が向上していることを確認しています。
今後も富士通は、日本語やコード生成などの企業向け特化型生成AIモデルを拡張していき、多種多様なエンタープライズ向け生成AIモデルのラインナップを拡充し、企業の専門業務領域の課題解決を支援していく方針です。
また、経済産業省の「GENIAC」プロジェクトに採択されたことで、軽量なナレッジグラフ生成LLMを開発し、今回のナレッジグラフ拡張RAGをセキュアな環境でも利用可能にします。
出典:富士通株式会社
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