NTT開発LLM「tsuzumi」搭載の生成AIサービスをFIXERが提供開始
最終更新日:2024/04/03
FIXERは、NTTの大規模言語モデル「tsuzumi」を搭載した新サービス「tsuzumi on GaiXer」を、NTTコミュニケーションズのサービスとして提供開始すると発表しました。
このAIニュースのポイント
- FIXERが、NTTのtsuzumiを搭載した新サービスの提供開始を発表
- 日本の生成AIユーザーに高品質の日本語生成の機会を提供
- 企業や自治体は、文書作成やカスタマーサポート等で高付加価値を実現可能
株式会社FIXERは、エンタープライズ向け生成AIサービス「GaiXer」に、日本電信電話株式会社が開発した大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」を搭載した新サービス「tsuzumi on GaiXer」を、NTTコミュニケーションズ株式会社のサービスとして2024年4月より提供開始します。
「GaiXer」は生成AI技術を活用した行政・企業向けサービスで、業種別のテンプレートを活用したプロンプト作成支援やファイル、Webサイト、社内マニュアルの学習に基づく高品質な回答生成が可能なサービスです。
これまで「GaiXer」は、Azure OpenAI ServiceのGPT-3.5、GPT-4 TurboやAmazon BedrockによるLlama 2、Claude3等のLLMを提供してきましたが、この度、国産の商用大規模LLM「tsuzumi」を搭載したことで、より高品質な日本語生成の機会の提供を目指します。
「tsuzumi」はNTTが研究開発するLLMで、高い日本語の自然言語処理能力を持ちつつ、軽量かつ低電力で動作することが特徴です。さらに、視覚や聴覚といったモーダルに対応し、特定の業界や企業組織に特化したチューニングが可能です。
今回提供される「tsuzumi on GaiXer」には、最新情報や独自の学習データに基づいた文書生成や、プロンプトエンジニアリングがなくとも適切なクエリを自動で生成するなどの機能があります。また、今後の政府情報システムのためのセキュリティ評価制度や新たなクラウドセキュリティ制度への対応を含む、高いセキュリティ基準も確保しています。
このサービスにより、企業や自治体は、文書作成の効率化や高品質なカスタマーサポートなどの多岐にわたる業務において、高付加価値を実現可能です。
出典:FIXER
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