農業チャットツール「FarmChat」チャットボットで病害虫診断
最終更新日:2023/12/11
農業チャットツール「FarmChat」が農業データ連携基盤「WAGRI」の病害虫診断サービスと市況情報サービスのAPI連携を開始し、FarmChatの機能で利用可能になりました。
このAIニュースのポイント
- 農業チャットツール「FarmChat」が農業データ連携基盤「WAGRI」の病害虫診断サービスと市況情報サービスのAPI連携を開始
- 4作目の葉表の画像をスマホで撮って送付すると病害診断結果をチャットボットで受信することができる
- 順次、診断可能な品目の追加、参考となる被害画像例、防除に使用できる農薬等の情報も表示される予定
株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントの農業チャットツール「FarmChat」が農業データ連携基盤「WAGRI」の病害虫診断サービスと市況情報サービスのAPI連携を開始し、FarmChatの機能で利用可能となりました。
農業のICT化が進むなかで、ICTベンダーや機器メーカー等から多様なシステムが開発されており多種多様な農業データがありますが、システム間の相互連携がほとんどなく、形式の異なるデータが個々に存在している状態でした。今回の連携によってデータ取得と整形が効率化し、FarmChatユーザーは手軽に情報を取り出して利用できるようになりました。
FarmChatの病害虫診断サービスは「匠のアドバイス」機能としてWAGRIのPRISM病虫害診断APIと連携し、4作目(キュウリ、イチゴ、ナス、トマト)の葉表の画像を元に学習した病害判定エンジンによって、診断を行いたい品目の画像をスマホで撮って送付すると病害診断結果をチャットボットで受信することができます。診断結果については、単独の結果を示すのではなく、確率の高いものから候補が表示されます。
病害虫の迅速な識別は、営農における適切な防除のために必要であるとともに、植物防疫上も重要です。今後は、順次、診断可能な品目の追加、参考となる被害画像例、防除に使用できる農薬等の情報も表示される予定です。
出典:PR TIMES
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