生成AI

最終更新日:2025/06/04
デジタル庁は「行政の進化と革新のための生成AIの調達・利活用に係るガイドライン」を策定しました。各府省にAI統括責任者(CAIO)を設置。生成AIの利活用を推進し、ガバナンスやリスク管理を総括します。
このニュースのポイント
デジタル庁は、第19回デジタル社会推進会議幹事会・書面開催において「行政の進化と革新のための生成AIの調達・利活用に係るガイドライン」を策定し、AI統括責任者(CAIO)を各省庁に設置します。
ガイドラインの目的は、生成AIの利活用促進とリスク管理を表裏一体で進めるため、政府におけるAIの推進・ガバナンス・調達・利活用のあり方を定めるものです。
各府省にはAI統括責任者(CAIO)を新たに設置し、生成AI利活用の把握・推進・ガバナンス、リスク管理を総括します。
また、各省庁が高リスクAIの判定についての参考とする評価軸として「高リスク管理シート」を用意し、さらに調達・契約時のチェックとして「調達チェックシート」や「契約チェックシート」も用意します。
「ガバナンス項目」、「開発・運用プロセス要件項目」、「生成AIシステムの要件項目」において計21項目の要件を明示し、調達形態やリスクレベルに応じて適用します。
各省毎の利活用ルールとして各府省のAI統括責任者(CAIO)が「生成AIシステムの利活用ルールひな形」に基づき、各府省の職員に向けて生成AIの利活用ルールを策定・周知します。
加えて、各生成AIシステムごとに、企画者が利用目的やルールを定め、各システムの利用者(職員・国民等)に周知します。
デジタル庁は、比較的高リスクとなる可能性がある生成AI利用でも、先進的AI利活用アドバイザリーボードの各府省への助言や相談窓口等を通じ、生成AIの利活用を促進していきます。
出典:デジタル庁
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