深層学習を用いたプロフィール画像解析によりマッチングアプリに潜む業者を撃退
最終更新日:2024/02/02
リンクバルが運営するマッチングアプリ「CoupLink」は、ディープラーニングを活用し、ユーザの登録したプロフィール画像から業者度合いを算出するAIを開発しました。
このAIニュースのポイント
- AIがマッチングアプリ内の業者度合いを算出
- ディープラーニングを用いることで、業者検知システムに画像という非構造データも活用可能
- 見落とし防止やチェック作業の効率化に一定の効果を発揮することが期待
株式会社リンクバルが運営するマッチングアプリ「CoupLink」は、ディープラーニングを活用し、ユーザの登録したプロフィール画像から業者度合いを算出するAIを開発しました。第一弾に引き続き、一般ユーザーになりすました事業者検知のさらなる高度化、迅速化を実現しました。
ユーザのプロフィール画像を学習し、人間の脳と同じように判断する深層学習モデルを開発しました。このモデルはユーザのプロフィール画像を入力とし、業者度合いを表す数値を出力します。開発に当たっては一部学習済みのモデルを利用する「転移学習」を行っており、ゼロからモデルを構築するよりも短期間、低コストでの開発が可能となりました。
国民生活センターが2022年12月21日に公表したデータによると、マッチングアプリ等で業者による投資トラブルに関する相談件数は、2020年に678件、2021年には1,701件と約2.5倍となり急増しています。
「CoupLink」では、2023年1月17日に発表した独自開発AIにより、ユーザの年齢や居住地、趣味などのプロフィール情報から業者度合いを算出する独自AIを開発し、業者検知の高度化、迅速化が実現しました。ディープラーニングを用いることで、業者検知システムに画像という非構造データも活用できるようになりました。これにより、業者検知のさらなる高度化、迅速化に成功しました。
これまでの有人によるチェックにて、一部の業者のプロフィール画像にはいくつかの特徴があることがわかっていました。深層学習を活用することで、例えば、顔の遮蔽、画像の加工、背景など、人で見てそれとわかるような特徴を自動的に抽出することができるため、見落とし防止やチェック作業の効率化に一定の効果を発揮することが期待されたため開発に至りました。
「CoupLink」では、「お客さまに恋人ができるまでをサポートする」をモットーにサービスを展開しています。これからも顧客の安全に、安心して利用できる環境づくりのため、独自開発のAI技術等も活用し、巧妙化する業者への対策を日々強化していく方針です。
出典:PR TIMES
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