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最終更新日:2024/04/08
サイバーセキュリティにAI活用
インターネットの普及に伴い、より利便性を増している現代社会。しかし、利便性の向上とともにサイバー攻撃等の被害リスクが高まっていることを忘れてはなりません。脅威から守るための技術が高度化しているのと同時に、サイバー攻撃も悪質なものへと進化してしまっているからです。
そのような中で、サイバー攻撃対策にAI・人工知能が活用され始めているのをご存知でしょうか。今回は、サイバー攻撃を防ぐための技術であるサイバーセキュリティの課題や対策について詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
AIの活用事例について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
AI・人工知能の利用例を解説!機械学習を活用した身の回りの実用例

インターネットの普及によって生活の利便性は大幅に向上しましたが、その裏では悪質なサイバー攻撃による被害も増加している状況にあります。特に2022年に入ってから国内のインターネットサイトに対するサイバー攻撃は増加しており、国内1万5,000以上のサイトを対象にした調査によれば、2月16日以降のサイバー攻撃は直近3ヶ月平均と比較して25倍に増えているのです。
これらの被害は、どの国から受けたサイバー攻撃なのか特定することが難しいため、すぐに解決へと繋げていくことは現実的とは言えません。このような点を踏まえると、「セキュリティ強化によってサイバー攻撃を未然に防ぐこと」が極めて重要であるといえるでしょう。

サイバーセキュリティの技術は日々向上を続けていますが、同時にサイバー攻撃の技術も向上していることを忘れてはなりません。つまり、常に「最新の技術を用いたサイバー攻撃」から守るための準備を続けていく必要があるということです。
しかし、現在の日本におけるサイバーセキュリティの人材不足は深刻であり、経済産業省が行った2016年の調査段階では、13万2,060人の不足を推計しました。今後も人材不足は深刻化していくことが予測されているため、セキュリティ人材の発掘が急務となっているのです。
また、日本は世界と比べてセキュリティへの意識が低いと言われています。大手企業ではサイバー攻撃への対策がきちんと行われているケースが大半ですが、中小企業の場合サイバー攻撃への対策にまで手が回っていないケースも少なくありません。
「自分の会社がサイバー攻撃を受けることはないだろう」という楽観視によって、大きな被害を被る可能性もあることを認識しておくことが大切になります。サイバー攻撃対策のシステムを導入したり、社員教育を行ったりして、セキュリティ意識の向上を図っていく必要があるでしょう。

ここ数年でAI・人工知能の技術は大きな発展を遂げており、サイバー攻撃を守るためのセキュリティ対策においても大きな進化が生まれています。ただ、AIには、「蓄積されたデータをもとに学習を行い、最適化していくことができる」という大きな特徴があり、これが犯罪に利用されてしまうリスクが高まっているのです。
たとえば、セキュリティ網や暗号化といった仕組みは、これまで破ることはほぼ不可能とされていました。しかし、AIに学習させるという手段を取れば、人間の何倍ものスピードでセキュリティを突破できてしまう可能性があります。サイバー攻撃のプログラムがAIによって最適化されてしまった場合、一般的な型に当てはめただけのセキュリティ対策では守りきれない恐れがあるということです。
その代表的な例としては、ロボットを用いたログインシステムが挙げられるでしょう。指定された画像を選択することでログインしたりする「画像認証」のシステムは、これまで人間でなければ認識できないものと考えられていました。ただ、こういったシステムは、AIの画像認識技術によって簡単に突破されてしまう可能性が指摘されています。
また、画像認証システム以外にも、人間の挙動を完全に真似するAIプログラムや、AIを用いて脆弱性を探し出すプログラムの実現も可能になるのではないかと危惧されています。
ただ、このような状況下でも、AI技術を活用したセキュリティ対策は進化を遂げており、悪質なサイバー攻撃から守ることが期待されているのです。その一例として、セキュリティ対策の新たな形である「NGAV」が挙げられるでしょう。
NGAVとは、「Next Generation Anti-Virus:次世代アンチウイルス」の略であり、機械学習の活用によって脅威を検知するアンチウイルスソフトを指します。一般的なアンチウイルスソフトは、過去に「悪意がある」と定義されたマルウェア(悪質なソフトウェア)を特定することは得意ではあるものの、新種のマルウェアを特定するのは苦手とされていました。
その点、NGAVはプログラムやスクリプトを解析することで、それが悪意を持っているものかどうかを判断し、対処することができます。そのため、ファイルレス・マルウェアのように実体を伴わない攻撃でもしっかりと検知することができるのです。

AIをセキュリティ対策に活用することで得られるメリットとしては、やはり「マルウェアの検知率を高められること」が挙げられるでしょう。先ほどもご紹介したように、AIを活用すれば機械学習の活用によって脅威を検知することが可能になります。
一般的なアンチウイルスソフトの場合、過去に「悪意がある」と定義されたマルウェア(悪質なソフトウェア)を特定することは得意ではあるものの、新種のマルウェアを特定するのは得意ではありません。その点、NGAVはプログラムやスクリプトを解析し、それが悪意を持っているものかどうかを判断・対処できるのです。
サイバー攻撃側がマルウェアに手を加えて変化した場合でも、蓄積された膨大な過去データを元に予測防御を行える点は、大きなメリットといえるでしょう。

AIをセキュリティ対策に活用することには大きなメリットがありますが、必ずしもメリットばかりとはいえません。たとえば、AIをセキュリティ対策に活用することで、これまで以上にセキュリティ対策へのコストが膨らんでしまう点は、一つのデメリットといえるでしょう。
ただ、セキュリティ対策を怠った場合、AIの導入コスト以上の被害を受ける可能性も否めません。そのため、AIの運用コストをデメリットと捉えるのではなく、「会社を守る上で必要な投資」と考えるべきでしょう。
また、近年はAI人材が不足していることもあり、AIを適切な方法で活用できない企業も多くなってきています。どれだけ高精度のAIを導入していても、そのAIの管理(メンテナンス)を行う人材がいなければAIの運用をスムーズに行えません。
そのため、必要に応じてAIセキュリティサービスを活用するなどの対策を講じることも大切になるでしょう。
セキュリティ対策におけるAI活用の事例としては、株式会社CyCraft Japanと三菱総合研究所、株式会社アイネスの三社連携で提供している企業向けAI主導型ソリューション「CyCraft AIR」が挙げられるでしょう。
CyCraftが独⾃に開発した「CyCraft AIR AI エンジン」は、万台規模のサイバーセキュリティ状況を⼀気に管理できすることができます。また、即時アラート通知、相関性解析、攻撃⼿法と経路調査、調査後の修復などをワンストップで対応することも可能です。
さらに、企業のニーズに応じてオンプレミス・クラウドの両方に対応できる点も大きな魅力といえるでしょう。常駐監視型や単発サービス、あらゆる場⾯において柔軟に対応できることも、セキュリティ支援に繋がるポイントの一つといえます。
「CyCraft AIR」は、既に⽇本の事件対応運⽤実績があり、AIの運⽤によってより早く、正しく、易く、企業のサイバーセキュリティ課題を解消することに繋げていくサービスとして、大きな注目を集めています。

今回は、サイバーセキュリティの特徴や課題について詳しくご紹介しました。悪質なサイバー攻撃にもAIが利用され始める恐れがあり、その攻撃から会社を守るためにはサイバー攻撃対策にもAIを最大限活用していく必要があります。
日々悪質な犯罪が生まれているため、この問題に関しては「いたちごっこ」と言わざるを得ないかもしれません。しかし、脅威から会社を守るためにも、AIを活用したサイバー攻撃対策は日々進化していく必要があります。
今後、どのような技術によってサイバー攻撃対策が進化していくのか、ますます目が離せません。AIsmileyではコンサルタントによる無料相談を受付中です。自社のサイバーセキュリティでお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
AIについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
AI・人工知能とは?定義・歴史・種類・仕組みから事例まで徹底解説
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