生成AI

最終更新日:2024/04/11
LINEはAI自動電話で神奈川県の職員が1日あたり1500名以上に行う必要があった架電業務を代行することを発表しました。さらに、自治体向け支援として「LINE AiCall」の月額料金を3ヶ月間無料で提供します。
このAIニュースのポイント
LINE株式会社が、神奈川県にて新型コロナウイルス軽症・無症状の療養者を対象に、LINEのAIテクノロジーブランド「LINE CLOVA」が展開している音声応対AIサービス「LINE AiCall」を利用した体調確認の支援を開始しました。神奈川県は「LINE AiCall」による安否確認を昨年末に導入しており、今回の支援で架電業務のAI代行がさらに進みます。
また、新型コロナウイルス感染拡大による対応で逼迫した状況にある自治体に、神奈川県で採用されている療養者フォローアップシステムと同様のシステムを活用できる、「LINE AiCall」を月額費用3ヶ月無料利用可能な特別支援策も提供されます。
神奈川県では、新型コロナウイルス軽症・無症状の療養者に対して1日1回、LINE公式アカウント、または県職員からの架電により、体温、息苦しさの有無、酸素飽和度の数値など健康状態の確認を行っています。加えて、療養者の異常発生をいち早く察知するため昨年12月24日より「LINE AiCall」による安否確認も行っています。
「LINE AiCall」による安否確認は、多いときには1日4500コールを超え、AIが一斉に安否確認をすることで、療養者の異常を早急に察知することに貢献してきました。しかし、その後も新型コロナウイルス感染者数は増加の一途を辿り、職員対応が必要な業務量も増加、現場の負荷は限界に迫っている状況です。
本来、ピーク時には1500名以上に行わなければならなかったはずの、職員による健康状態確認をAIが代替することで、職員は入院待機者や高齢者などのハイリスク者、異常の疑いありと思われる療養者への電話や訪問など、より緊急性の高い案件に集中することが可能になります。
具体的には、「LINE AiCall」が対象者に電話をかけ、体温や、息苦しさの有無、酸素飽和度の数値等をヒアリングします。「LINE AiCall」からの電話に出なかった方や、確認方法を問わず回答に異常の疑いがある方などには、職員が電話や訪問でフォローします。
幅広い層の利用を想定し、回答に迷わないようなシナリオの工夫や、話しかけるスピードの調整を行っているほか、「LINE AiCall」の特徴であるなめらかな音声や、高精度の音声認識技術によりボタン操作が不要な点など、人と会話しているかのようなストレスフリーな体験を実現し、私たち市民も安心して利用可能です。
今回、新型コロナウイルス感染拡大による対応で逼迫した状況にある自治体向けに、神奈川県で採用されている療養者フォローアップシステムと同様のシステムを利用可能な、「LINE AiCall」を月額費用3ヶ月無料*で利用できる特別支援策を発表しました。
*導入費用は都度見積り、通話料は実費となります。詳細は概要欄をご確認ください。
出典:PR TIMES
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