AVILEN、建設業界向けAIアプリケーション「造成くん」の開発を支援
最終更新日:2024/01/24
AVILENは、fantasistaの不動産DX事業における建設業界向けAIアプリケーション「造成くんベータ版」の開発を支援したと発表しました。
このAIニュースのポイント
- fantasistaの建設業界向けAIアプリ開発にAVILENが協力。不動産DX事業の推進を支援
- 「造成くんベータ版」を活用することでわずか20秒で宅地開発における区画割の作成と概算工事費を算出可能に
- 建設業界の2024年問題の解消を目的に業務の効率化実現を目指す
株式会社AVILENは株式会社 fantasistaの不動産DX事業におけるAIアプリケーション「造成くんベータ版」の開発を支援したと2024年1月19日に発表しました。
現在建設業界では、2024年4月から建設業界に適用される時間外労働の上限規制を背景に、DX等による労働の効率化が求められています。
fantasistaはこの問題に対し、AIを活用し建設業の一部業務を代替・省力化に寄与する新サービスを発案。フルスクラッチ開発を伴う新サービスの立ち上げに際し、AI・ITの技術的な知見および実装能力を有するパートナーを探していたところ、AVILENとマッチングし「造成くんベータ版」の開発が実現しました。
AVILENは、AI技術実装とデジタル組織開発で、ビジネスの総合支援を行っています。企業のテクノロジー活用能力の強化から、AI搭載ソフトウェアによる課題解決まで、ビジネスとテクノロジーに精通したソリューションチームがトータルで支援します。
今回開発した「造成くん」は、入力された土地情報に基づき、AIが区画割と造成費用を予測するアプリケーションです。従来、外部の専門業者に発注することが多かった「最適な区画割り」「造成に伴う土量」「造成工事費の概算」の算出が可能になり、メリットが生まれる業者の増加が期待されます。
例えば、戸建建設販売業者は概算事業予算を作成することで、用地の購入を迅速に決定できるようになります。また、造成工事業者はスピーディーな土量計算と工事費の概算見積もりを算出できることにより、業務の効率化を実現させることができます。
AVILENは今回の「造成くんベータ版」開発において、開発プロジェクトマネジメント代行やAIアルゴリズムの開発、Webアプリケーションの開発といった多面的な支援を行いました。AIアルゴリズムの開発では、自動区画割り機能と造成概算の自動見積もり機能のAI設計により、20秒で区画割・概算工事費を計算する機能の実装に成功しています。
今後は「造成くん有償版」のリリースに向けて、AIアルゴリズムの予測精度向上および検証をはじめとするアプリケーション改善に取り組み、fantasistaの不動産DX事業の推進を支援していくとコメントしています。
出典:PR TIMES
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