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最終更新日:2025/05/30
AIキャピタリスト”ANOくん” インタビュー
スタートアップへの投資を行うベンチャーキャピタル(VC)にとって、起業家との面談は重要な業務です。 ただし、多くのスタートアップと面談する必要があるため、時間とリソースの確保が課題となります。 株式会社ANOBAKAは、この課題を解決するためにAIを活用した「AIキャピタリスト」ANOくんを導入。業務効率化に成功しました。本記事では、ANOBAKAのシニアアソシエイトである小林氏と、開発を担当した株式会社カリスマAIのプロジェクトマネージャーであるシモンズ氏にインタビューを実施。AI導入の背景や成果、AI開発におけるカリスマAIの強みについて詳しくお話を伺いました。
※本記事は、株式会社Automagicaの提供でお送りします。

――2022年11月のChatGPTリリース以降、生成AIが大きな話題になっていますが、ANOBAKA様は早くから注目されていたそうですね。
――小林氏
はい。生成AIの持つ可能性にいち早く着目し、2023年4月には生成AI特化ファンドを設立しました。生成AIへの投資を積極的に行っています。
――生成AIの可能性に着目したからこそ、自社開発に至ったのでしょうか?
――小林氏
そうですね。アメリカに比べて日本の生成AI導入は遅れていると感じていました。生成AIに特化したVCだからこそ、その可能性をもっと示していく必要がある。そう考えて、自社で生成AIを活用したプロダクトを開発することにしました。
――数ある業務の中で、なぜ初回面談業務にAIを導入しようと考えたのですか?
――小林氏
毎月多くの問い合わせをいただくのですが、正直全ては対応しきれておりません。ただその中でも原石となる起業家がいるかもしれない、そのような起業家を発掘したい、そう思ったことが一番の理由です。私たちは毎月数多くのスタートアップと面談を行っていますが、どうしてもリソースが限られてしまうので、そこを生成AIが担ってくれるのではと考えました。またスタートアップ側も、多くのVCと面談し、それぞれから異なる質問やフィードバックを受けることに苦労していました。生成AIを活用することで、VCとスタートアップ双方のためになると思ったんです。
――AIキャピタリスト「ANOくん」の開発パートナーはどのように選定されたのでしょうか?
――小林氏
本プロジェクトで特に重視していたのは、変化していく制作過程に柔軟に対応し、適宜提案してもらえる開発パートナーと取り組むことです。
複数の会社を検討する中で、カリスマAIさんは、私たちが実現したいことを、全て了承してくれたんです。
開発が始まってからの対応も、まるで社内の開発チームのような一体感で、常にこちらの意図を汲み取ってくれる丁寧な姿勢が印象的でした。そして短期間で開発ができるかどうかが重要だったのですが、こちらの無理難題も一緒に向き合ってくださりました。
――シモンズ様は、最初の相談を受けた時、どのような印象を持たれましたか?
――シモンズ氏
最初のキックオフミーティングでANOBAKA様の課題を伺った際に、AIによる初回面談の効率化は非常に有効な手段だと確信しました。精度の確保やチューニングなど、クリアしなければならない課題はありましたが、ANOBAKA様の求めるものを実現するために、共に開発を進めていきたいという思いが強かったです。
今回のプロジェクトは、VCの初回面談という非常に専門性の高い領域に対してAIを活用するというものでしたが、ANOBAKA様の勢いに負けることなく、私たちが主体となり多くの提案や制作をしていくことができたかなと思っております。

――こうして誕生したAIキャピタリスト「ANOくん」。導入効果はいかがでしたか?
――小林氏
期待以上でした。「ANOくん」は、ANOBAKAが蓄積してきた10年間のノウハウをデータベース化し、独自のアルゴリズムで質問を生成、スタートアップとの初回面談を行います。

――小林氏
導入からわずか2週間で50件の面談を実施という目標を達成しました。これは、弊社が1ヶ月で対応していた面談数に匹敵する数です。当初の目標を大きく上回る結果に、驚いています。
――スタートアップ側からの反応はいかがですか?
――小林氏
非常にポジティブなフィードバックをいただいています。「VCとの面談前にANOくんと話すことで、VCがどのような点を重視しているのかを事前に理解することができ、面談の準備がしやすくなった」という声が多く、起業家側の体験価値向上に繋がっていることを実感しています。
――「ANOくん」の開発において、特に注力した点はありますか?
――シモンズ氏
質問の精度向上には特に注力しました。私たちカリスマAI側で、面談の質問を10カテゴリーに分け、それぞれに沿った問いが適切に生成されるよう、データベース構造やプロンプト設計を繰り返し調整しました。ただ、それだけでは精度は出ません。VC業務特有の文脈や判断軸は、外部の私たちだけでは把握しきれない部分もあります。そこで、小林さんにはキャピタリストとしての一次情報や、業界特有の論点を丁寧に共有いただき、質問設計やフィードバック文のトーン調整、UXの微調整にも反映させていきました。AIエージェント開発においては、こうした深いドメイン知識をどう設計に落とし込むかが非常に重要で、まさに今回の開発では、技術と専門性の融合が実現できたと感じています。

ー「ANOくん」の質問に対して起業家が回答している様子。実際にフィードバックももらえると起業家からも好評です。

ー「ANOくん」と起業家の面談結果は、VC側でこのようにまとまった情報で確認できます。
――小林様から見て、カリスマAIの強みはどこにあると感じますか?
―― 小林氏
カリスマAI様はこれまでも大手エンタープライズ企業を含む数多くのAIプロジェクトを支援しており、確かな技術と実績に裏打ちされた信頼性があります。柔軟な対応力とスピード感、そしてドメインエキスパートとの協働なのかなと感じます。カリスマAI様は、単なる開発会社ではなく、我々のビジネスを理解し、共に課題解決に取り組んでくれるパートナーであり、開発期間中は週1回のミーティングに加え、必要に応じて随時連絡を取り合い、非常に密にコミュニケーションを取りながら開発を進めていました。
――カリスマAIとして大切にしてる点はどのようなところでしょうか?
――シモンズ氏
お客様の課題を深く理解し、最適なソリューションを提供することに尽きます。ANOBAKA様のプロジェクトでは、VC業務に関する専門知識を持つ小林さんと密に連携することで、高精度なAIキャピタリストの開発を実現できました。また、納品後もクライアントが自走できるように、開発内容を丁寧にドキュメント化。社内の他メンバーによる再利用や改善も可能な形で整備されており、「納品して終わり」ではない文化が根づいています。ドメインエキスパートとの協働は、我々の強みの一つです。
――開発スピードの速さも、カリスマAIの大きな特徴ですね。
――シモンズ氏
ありがとうございます。カリスマAIは社内KPIとして「開発プロセスのAI化率」を掲げており、開発そのものにもAIを活用することで、短期間での実装と柔軟な調整を両立しています。AI開発のフローにAIを活用することで、開発スピードの向上と柔軟な対応を実現しています。常に最新の技術を取り入れ、お客様のニーズに迅速に対応できる体制を整えています。AIを活用することで、変更や修正にも柔軟に対応でき、短期間での開発が可能になります。
――開発後のサポート体制についても教えてください。
――シモンズ氏
「ANOくん」のデータベース更新や機能追加など、継続的なサポートを提供していきます。今後もANOBAKA様と密に連携し、「ANOくん」の進化を共に目指していきたいと考えています。
――最後に、AIキャピタリストの登場で、人間のキャピタリストの役割はどう変わるとお考えですか?
――小林氏
AIは情報収集や分析、質問生成といった定型的な業務を効率化できます。しかし、スタートアップの事業に対する共感や、起業家のメンタル面へのサポート、最終的な投資判断など、人間にしかできない業務は依然として重要です。AIと人間がそれぞれの強みを活かし、協働していくことで、より効果的なスタートアップ支援が可能になると考えています。
――今回の開発で得たノウハウや仕組みを、他の企業さんでも活かせるための展開はお考えですか?
――シモンズ氏
はい、まさにその方向で、「カリスマAI BPasS」というサービスを提供しています。今回の ANOBAKA 様とのプロジェクトで得た知見を活かし、業務フローやユーザー体験に生成AIを組み込む支援を、さまざまな業種・業態へ広げているところです。
――小林氏
まさに「伴走しながら一緒に作る」という感じの支援ですね。
――シモンズ氏
おっしゃる通りです。単なる開発ではなく、ドメイン知識を引き出し、AIに翻訳し、成果につなげる。その一連のプロセスを、誰でも踏めるように体系化したのが「カリスマAI BPasS」です。
――本日は貴重なお話、ありがとうございました。
テクノロジーによってビジネス環境が大きく変わる中、AIの導入は一部の先進企業だけでなく、あらゆる業種・規模の企業にとって現実的な課題になっています。しかし、導入のハードルは依然として高く、知識やリソース不足で立ち止まってしまうケースも少なくありません。
そうした中、Automagicaの「カリスマAI BPasS」は、経営と現場のあいだに立ち、実際の業務に即したAI活用を一緒に進めてくれる存在です。単なるアドバイスにとどまらず、成果が出るまで伴走し、実行にコミットしてくれる点が多くの企業から評価されています。
AIを使って変革を起こしたいと考える企業にとって、心強い選択肢となるはずです。
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