那須建設、東大松尾研発のARCRAと共同で現場の写真・工程管理アプリ「ConPhoto Box」を開発開始
最終更新日:2024/10/30
那須建設は、東大松尾研発スタートアップのARCRAと共同で建設現場での効率的な現場写真管理を可能にするAIソリューション「ConPhoto Box」の開発を開始しました。
このAIニュースのポイント
- ARCRA、那須建設と共同で建設現場の写真管理を効率化するAIアプリ開発を開始
- 写真内の文字検出による写真検索機能や保存先フォルダの自動生成で作業時間を大幅短縮
- 天気や温度データを活用した工事の進捗予測も可能に。スケジュールの精度向上にも貢献
那須建設株式会社は、東大松尾研発スタートアップの株式会社ARCRAとの共同プロジェクトにおいて、工程表と連動して自動的にフォルダを生成・写真をファイリングできる建設現場管理アプリ「ConPhoto Box」の開発を開始しました。
現在、建設現場では手作業で現場写真を管理するのが一般的で、現場の進捗状況に合わせたスケジュール管理に多大な時間と労力が必要とされる中、大量の写真の整理と適切な管理は従業員の大きな負担になっていました。
今回開発される「ConPhoto Box」はスマホで簡単に写真管理ができるAI活用アプリで、煩雑なルーティーン作業の効率化を実現します。
「ConPhoto Box」の特徴として、現場で撮影された写真に写った黒板などから文字を読み取り、注記が抽出可能です。読み取った文字データが保存されるので写真検索が可能になり、プロジェクト終了後でも欲しい写真・情報にアクセスできます。
他にも、工程表データをアップロードし連動させることで、AIが該当プロジェクトに必要な写真フォルダを自動で生成し、保存先も提案します。さらに天気や温度データを活用し、撮影状況からAIがプロジェクトの進捗状況を予測するため、着工予測や工事スケジュールの精度向上が期待できます。
那須建設は、「このAIシステムで結果を出し、今後はノウハウの集約やデータ蓄積を通じて人材育成にも役立てるシステムを構築し、最終的には、地域建設業の持続可能な発展に貢献していきたい」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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