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最終更新日:2024/02/22
AI顔認証システムを使ったアプリまとめ
近年はさまざまな分野でAIが活用され始めており、もはや私たちが日常生活を送る上では欠かせない存在になりつつあります。多くの人が利用しているスマートフォンやタブレットといった端末は、まさにAIの技術を体感できる物のひとつといえるでしょう。
その中でも特にAIの技術を体感しやすいものとしては、顔認証技術が挙げられます。iPhoneなどに搭載されている顔認証ロック解除機能は、ユーザーのプライバシーを守る上で欠かせない機能のひとつです。
今回は、AIによる顔認証技術が活用されているアプリの仕組みやメリットなどをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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顔認証技術の活用が注目されている業界のひとつに、銀行が挙げられます。たとえば、ゆうちょ銀行が提供している「ゆうちょ認証アプリ」では、顔認証や指紋認証の機能を搭載することで、パスワードの入力操作を行わずにログインすることが可能です。
また、「三井住友銀行アプリ」、「三菱UFJ銀行アプリ」、「りそなグループアプリ」、北洋銀行が提供している専用セキュリティアプリ「セキュアスターター」などでも、生体認証(顔認証、指紋認証)が搭載されています。これらのアプリは、iPhoneやAndroidといったスマートフォンから操作できるため、自宅にいながら残高を確認したり、振込・振替を行ったりすることが可能です。
各銀行が提供しているスマートフォンアプリだけでなく、クレジットカードのアプリでも顔認証技術は積極的に導入され始めています。たとえば、楽天カードでは、専用のアプリへのログイン方法として顔認証や指紋認証を設定することが可能です。楽天カードでは、楽天市場をはじめとするインターネットショッピングサイトでの買い物をより安全に行うための追加認証サービス「本人認証サービス(3Dセキュア)」も搭載されているため、より安全性の高いカードといえるでしょう。
顔認証の方法は非常にシンプルで、あらかじめスマートフォンに自分の顔を登録しておけば、後はそれぞれのアプリ起動時に画面に顔を向けるだけで自動的に認証されます。

冒頭でもご紹介したように、AIによる顔認証技術の代表的な活用例としては「セキュリティ強化」が挙げられます。しかし、顔認証技術はセキュリティ面だけに活用されているわけではありません。最近はさまざまな分野のアプリに顔認証機能が活用され始めているのです。その一例としては、以下のようなものが挙げられます。
これら以外にも顔認証技術は活用されていますが、さまざまな分野で顔認証技術が活用されるようになったのは、顔認証技術が向上したからに他なりません。顔認証技術がAR(拡張現実)と結びついたという点も、顔認証技術の実用化が進んでいる要因のひとつといえるでしょう。ARとは、コンピューターを用いて現実を拡張しようとする試みのことです。たとえばスマートフォンのアプリの場合、撮影した画像や動画に写っている顔を簡単に加工することができます。これはまさに、アプリのARエフェクトによって加工が行われているのです。
そして何より、スマートフォンに搭載されているカメラの性能が向上しているという点も、顔認証技術を用いたアプリが増加している要因のです。一昔前のカメラでは、高解像度の画像や動画を撮影することはできませんでした。しかし、近年はデジタルカメラと遜色のない高解像度の画像や動画を撮影することもできるようになり、顔認証技術を活用しやすくなったわけです。
ここからは、実際に顔認証技術が使われているアプリをご紹介していきます。どのような形で顔認証技術が活用されているのか、ぜひ参考にしてみてください。

顔認証技術を用いたアプリの中でも特に知名度が高いアプリのひとつです。SNOWでは、さまざまな顔認識スタンプで写真や動画を加工することができます。実際にSNOWで加工された画像や動画を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
顔認識スタンプで加工を行う機能が最も有名ですが、それ以外にも音楽を流しながら動画を撮影する機能や、画像や動画に写っている顔にメイクを施す機能などが備わっています。写真に加工を施しているときに最も顔認証技術の高さを実感できますので、気になる方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

Snapchatも、SNOWと同じく顔認証技術によって画像・動画の加工が行えるアプリです。大人の顔を子供の顔に変えるフィルターや、性別を入れ替えるフィルターなどが備わっています。
SNOWとの大きな違いとしては、撮影した画像・動画を相手に送信した場合、その相手が写真・画像を見た直後に消えてしまうという機能が備わっている点が挙げられるでしょう。一度作成した画像・動画がインターネット上で拡散されてしまうケースも少なくないため、流出を気にせずに楽しみたい人にとっては魅力的な機能といえるでしょう。

Ulikeも、SNOWやSnapchatと同じく顔認証技術によって画像の加工を行うことができるアプリです。あご、エラ、ほうれい線など、顔の細かな部分まで補正できることから、女性に支持されています。さまざまな機能が搭載されているのが魅力で、たとえば、「美顔」機能では、デカ目、小顔、エラ隠し、顎痩せといった合計24個のパーツを調整させることが可能です。
また、フィルタ機能ではメイキャップもセットになっており、さまざまな撮影全体の雰囲気全体を作り出せます。さらに、複数人が映っている写真でも、加工したくない男性はそのままの状態で残し、女性だけを加工するという使い方もできるのです。
このように、利用者ごとにさまざまな使い方ができる点は大きな魅力といえるでしょう。

B612は、セルフィーをより美しく撮ることをテーマとした写真加工アプリです。インストールして起動すると登録画面が表示されますが、登録画面を閉じればそのまま利用できるため、必ずしも登録が必要というわけではありません。
セルフィーを撮ることに特化したアプリなので、機能は非常にシンプルなものになっています。ただ、フィルタ機能やステッカー機能は、写真全体の雰囲気を大きく変えられるものになっているので、頻繁にセルフィーを撮る人には魅力的なアプリといえるでしょう。
また、輪郭加工のやり方も非常に簡単で、シャッターの右にあるボタンをタップするとボタンが表示されるため、そのボタンをタップするだけで適用されます。

クラウド型顔認証アプリは、三和コンピュータ株式会社が提供しているAndroidタブレット向けアプリです。顔認証で今体連携を行うことができる「顔認証 勤怠打刻アプリ」、顔認証で電気錠を解錠できる「顔認証 電気錠解錠アプリ」の2つが提供されています。
タブレットに顔をかざすだけで、勤怠打刻を行うため、従業員の手間が軽減されるだけでなく、労働時間の適切な管理にもつなげることが可能です。また、顔認証 電気錠解錠アプリでは、出入り口の電気錠解錠を顔認証で行えるようになるため、よりセキュリティを強化させることができます。
オフィス、工場、病院、施設といった、勤怠管理を実施している企業にとって多くのメリットがあるアプリといえるでしょう。

「そっくりさん」は、AIや顔認証技術を利用して、有名人や芸能人の顔にどれくらい似ているのかを%で診断してもらうことができるアプリです。ただ、一枚の画像から一人の似ている人を診断するという仕組みではなく、画像の表情などによっても診断結果が異なるような仕組みになっています。
そのため、「笑ったときの顔はこの人に似ている」「怒った時の顔はこの人に似ている」「この角度から見たときはこの人に似ている」といったように、何度も診断を楽しむことができるわけです。
比較対象には、俳優、女優、アイドル、お笑い芸人、スポーツ選手、タレント、ミュージシャン、YouTuberなど、さまざまな分野から選択することができるので、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。

『有名人診断』は、AIの顔認証によって、どの有名人に似ているか診断することができるアプリです。女優や俳優、芸人、アイドル、モデル、海外セレブなど、さまざまなパターンから診断されます。また、診断結果はLINEやTwitter、FacebookといったSNSでシェアすることもできるため、友人と楽しむためのアプリとしても人気です。
撮影した角度によって診断結果が変化することも多いため、正面だけでなくさまざまな角度から撮影し、診断してみるのも面白いでしょう。
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ToonMeは画像をディズニーやピクサーのキャラクター風のイラストに加工することができるアプリです。SNSを中心に話題になった人気アプリです。インドネシアのサッカーチーム「ペルシジャ・ジャカルタ」が、ToonMeの画像をInstagramで公開したところ約10万のいいねが集まっています。
アプリはiOSとAndroidに対応し、GIFの作成やテキストの追加などの機能を無料で楽しめます。有料版では、広告の削除や右下のロゴ削除なども可能です。

Voilà AI Artistはカメラで撮影した写真をディズニーやピクサー風の画像に変換できる無料アプリです。Voilà AI Artist公式インスタグラムにはでも画像が投稿されており、ウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオ『101匹わんちゃん』に登場するヴィランズの誕生秘話を描く映画『クルエラ』やハリーポッターの加工画像が並びます。
先ほどご紹介したToonMeやVoilà AI Artistは画像認識の中でもGANと呼ばれる手法が使われています。

「QSun」は、顔認証技術を活用して紫外線予防のアドバイスを行ってくれるスマホアプリです。2016年8月より、福岡県北九州市に本社を置く株式会社レッドマルスADベンチャーとカナダのComfable社の共同事業としてスタートし、日本では2017年1月にサービスが開始されました。現在、iOSとAndroidで無料ダウンロードが可能となっています。
そんな「QSun」の特徴は、ユーザーの肌タイプに沿った日焼けダメージ発生までの時間が一目で分かることが挙げられるでしょう。テレビの気象情報などでは「紫外線が強い」「紫外線がやや強い」といった曖昧な表現が一般的であるため、視聴者自身のイメージで予防を行うことになります。
その点、「QSun」では「現在地の正確な紫外線指数と気温」を素早くデータとして可視化することができるため、より具体的な対策を行うことができるのです(※紫外線情報サービスは有料です)。
なお、レッドマルスADベンチャーは、紫外線の恐怖を煽ることを目的としているわけでは決してありません。男性の紫外線予防意識レベルの低さや女性の過剰な予防が目立つ日本において「正しい紫外線情報」を共有したり、「太陽とうまく共存していくための的確な予防指標」を提供したりすること目的としています。

「顔診断 – 年齢・感情分析カメラアプリ」は、顔認証技術を活用することで、写真から対象の年齢や感情などを診断できるアプリです。その場で撮影した画像を診断することもできますし、既存の写真を診断することもできます。顔認証技術で性別などを判断しながら診断し、診断結果は8つの感情棒グラフとして表示される仕組みです。
自分がどのような感情を抱いているのか、どれくらいの年齢に見えているのか、といった点を客観視することができるので、自分の内面や外見がどのようになっているのかを調べたいときにおすすめのアプリといえるでしょう。操作も簡単なので、友人と一緒に簡単に楽しみたいときなどにもおすすめです。

モーションポートレートは、顔写真を自動で3Dにしてアニメーションさせることができるアプリです。このアニメーション化にも顔認証技術が活用されています。アニメーション化したキャラクターに話しかけると、口を動かしてリピートするという機能も大きな特徴のひとつです。
使い方も非常に簡単で、顔写真を一枚選ぶだけで3Dに変換させることができます。人の顔に近い肖像画やイラスト、アニメのキャラクターなども3Dに変換できるのは大きな魅力といえるでしょう。

Name Visionは、スマホで撮影した顔を、300名以上の歴史上の著名人とマッチングすることができるアプリです。たとえば、歴史の勉強中に「顔」で情報を探したり、友人・家族などと問題を出しあったりと、勉強や娯楽に活用していくことができます。
大きな特徴としては、Wikipediaの情報と連動している点です。顔認証された人物の情報について、Wikipediaからさまざまな情報を得ることができます。また、AIが搭載されているので、自分が興味を持つ人物以外も表示され、新たな学びを得られるきっかけとなるでしょう。

このように、AIを用いた顔認証技術を搭載したアプリは多く存在しており、最近ではモザイクやぼかし加工を入れられるアプリなど、種類も多様化してきています。またアプリ以外の場所でも顔認証技術は多く活用されているため、注目する必要があるでしょう。その代表例としては、ライブ会場での本人確認が挙げられます。近年はライブチケットの高額転売が問題視されており、転売を防ぐために「購入者本人のみが入場できる仕組み」が確立され始めています。その仕組みを確立する上で欠かせないのが、顔認証技術なのです。
これは、チケットの購入時に自分の顔写真を登録しておき、ライブ会場の入り口に設置されたカメラで本人かどうかの確認を行うというもの。顔認証技術が活用されているからこそ実現できる仕組みといえます。すでに宇多田ヒカルさんのライブでは導入されており、今後さまざまなアーティストのライブで導入されていく可能性が高いでしょう。
また、自宅のスマートロックに利用したり、オフィスビルのセキュリティに利用したりするケースも多くなっていますので、AIによる顔認証技術は既に身近な存在といえるかもしれません。
今回ご紹介した顔認証技術が活用されているアプリは、より手軽に顔認証技術の利便性を体感できるものであるため、顔認証技術の活用を検討している企業にとっては参考になるヒントが多く詰まっているかもしれません。今後、顔認証技術の導入を検討される場合には、ぜひそのような視点でもアプリを使用してみてはいかがでしょうか。
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