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最終更新日:2024/03/05
アッペンジャパン初ウェビナー
2022年10月19日、アッペンジャパンが初のプレス向けイベントとして、オンライン事業戦略説明会を開催しました。
世界中のAIデータ事業をけん引しているアッペンの、イベントの様子をレポートとしてお届けします。
当日は、CEO・シニアバイスプレジデント・日本法人代表の3人が交代で登壇し、それぞれアッペンのグローバル戦略・アジアパシフィックのマーケット成長・アッペンジャパンの戦略、といった3つのカテゴリについて講演を行った後、質疑応答が行われました。

最初に登場したのはアッペンCEOのマーク・ブライアン氏です。
まず語ったのは、主な事業としているAIデータの収集についてです。
マーク氏は、AIの学習データを、100万人規模のグローバルのクラウドワーカーの方々のリソースを使用して、大規模で行っていることがアッペンの強みだと述べました。
そして、このクラウドワーカーこそが、クライアントが高品質のデータを得ることを可能にする重要な役割で、世界最高水準のAIをAIを導入するためには、大量の高品質なデータが必要であること、優れたAIを実現する秘訣は多くのトレーニングデータにあることを強調しました。
次に、ドライバーのデータソーシングの例について、動画を用いながら解説しました。
マーク氏は「ドライバーの安全確保はとても重要で、事故の原因となるものはいくつもあり、シートベルトを着用する、車線を維持するなど、日頃から心がけるべきこともたくさんあります。
自動車分野のクライアントは、こうした問題を解決するAIを構築するために、私たちに世界中のデータを収集してラベル付けしてくれることを期待しています。車内には小型カメラがあり、この例ではドライバーの目の動きを拾って、疲労度をチェックするAIを構築するのに役立っています」と、実例を挙げながら述べました。
続けて、「現在よく耳にする車の自動運転化というトピックスに関してですが、風景画像・映像の処理という点が大きな壁になっています。私たちはそれに対し自動化ラベリングという方法を用い、車、道、植物といった景色をAIに認識、学習させています。
これによりデータを扱いやすくAIで処理することで、クラウドワーカーはデータの最終確認だけで済むようになります。」と語りました。
最後に、「これらのテクノロジーを包括的に用い、クラウドワーカーと協力し、データの精度を高めることができるのが我々の強みであり、私たちはこの分野のリーダーであるという風に自負しています」とマーク氏は締めました。
次に登場したのは、シニアバイスプレジデントを務めるロック・ティエン氏です。
北アジアと中国のGMをしているというロック氏。
最初はAIについて語るうえで外せない、データ収集・アノテーション・モデルトレーニングといった3つの要素についての解説です。
そしてこの3つの要素に加えて、最後に人間によるチューニングを行うというサイクルを何十回、何百回と繰り返すことがAIを機能させるためには不可欠だといいます。
次に語ったのは、中国での成功と日本でのこれからについてです。
中国でのアッペンの事業はこの数年で大きく伸びていて、特に新規顧客が増え、現在は200社以上の顧客を持っているということです。また、AI事業はこれからも大きな成長が見込めるため、今後も伸び続けるでしょう、と述べました。
また、日本においても同じように成長が見込めますが、そのうえで日本はほかの国とは違うユニークな市場であるとも語っています。
特徴的な日本の顧客に対しては、ニーズに合わせてカスタマイズしたAIアノテーションプラットフォームを提供し、日本のクラウドワーカーに対しては様々な就労機会を提案できるとのことです。
最後に実際のAI活用の事例について、自然言語処理・ヘルスケア・AR/VR・音楽といった4つの事例について話しました。
そして、自信をもって日本の成長に、アッペンのテクノロジーや深い業界の知識、そして経験を提供することができます、と締め、ロック氏の講演は終了しました。
最後は、アッペンジャパンの代表取締役である吉崎哲郎氏です。
まず語ったのは、アッペンジャパンの基本戦略です。
2021年7月と最近設立したアッペンジャパンですが、もともとアッペン自体には日本の顧客も多く、また、クラウドワーカーとして働いている日本人たちも2万人ほどいると述べました。
そして、現在の日本のAI市場の規模はさほど大きくはないものの、伸び率は凄まじく、年平均成長率は中国をもしのぐと予想しています。
そんな中で、アッペンの強みとして専門性・自社開発しているプラットフォーム・クラウドワークといった点が、日本市場でも活かせると語りました。
例として、専門性というカテゴリとしては、アッペン創設から今までの長い期間をかけて培ってきたリソースがフレキシブルにあるということ、それらを用いて発展させた独自のシステムがあることを挙げました。
吉崎氏はこれを踏まえ、「日本では画像認識や映像認識ですと、工場のプロセスの中で製造不良を検知したり、ゼネコンで作業の実態を検知したりといった使われ方の需要が多いです。これらの分野では、今まで我々が蓄積したリソース・データを用いることで、より効率的にAIの運用を進めることができます」と自信を見せました。
次に、得意としているアノテーションの事例として、動画を交えながら説明がありました。
吉崎氏は「文字認識では、ポップや看板に使われているような、飾り文字や色や枠で囲われているような文字は本来認識することが難しいですが、アッペンの自社開発のアノテーションでは正確に認識できることを強みにしています」と語りました。

最後に全体を通しての質疑応答の時間が設けられました。
「日本への投資についてどのように考えるか?」という質問に対し、CEOのマーク氏は「市場では日本の役割はとても大きいですし、これからもビジネスにおいて重要性は増していくと確信しています。吉崎氏をはじめとしたチーム全体で、より一層のサポートを続けていきます。」と述べ、ウェビナーは幕を閉じました。
今回ウェビナーを視聴させていただき、グローバル展開しているという強みと長い歴史の中で培われたノウハウを持って、ユニークな市場である日本に上陸したという、自信と熱量をひしひしと感じました。独自開発のアノテーションプログラムをはじめとするアッペンの強みが、日本のAI業界にどのような作用をもたらしてくれるのか楽しみですね。
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