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最終更新日:2026/02/24
Sonnet 4.6 リリース
Anthropicは、Claudeの新モデル「Claude Sonnet 4.6」を発表しました。コーディング能力や長文推論、エージェントプランニングなど複数分野で性能が向上し、β版では100万トークンのコンテキストウィンドウにも対応します。
このニュースのポイント
米Anthropic社は、2026年2月17日に、Claudeの新モデル「Claude Sonnet 4.6」を発表しました。
同モデルでは、コーディング、コンピューター操作、長文コンテキスト推論、エージェントプランニング、知識作業、設計関連タスクなど、幅広い領域で性能向上が図られました。β版では、100万トークンのコンテキストウィンドウに対応します。
無料プランおよびProプランでは、「Claude Sonnet 4.6」がclaude.aiおよびClaude Coworkのデフォルトモデルとして利用可能です。
初期評価では、コーディングにおける一貫性や命令追従性の改善が報告されています。前モデル「Claude Sonnet 4.5」と比較し、約70%のケースで本モデルが好まれたとのテスト結果も示されています。また、上位モデルである「Claude Opus 4.5」との比較でも、評価が上回る事例が報告されています。
従来は、Opus等の上位クラスのモデルが必要とされた一部の業務処理についても、本モデルで対応可能な範囲が広がりました。特に、コンピューター操作能力の向上が強調されています。
AnthropicはすべてのClaudeモデルと同様に、本モデルについても安全性評価を実施しました。その結果、従来モデルと同等、またはそれ以上の安全性水準が確認されました。
多くの企業では、APIを備えていない既存システムや独自ツールが現在も利用されています。従来は専用コネクタの開発が必要でしたが、人間と同様の操作が可能なモデルでは、こうした制約の緩和が期待されます。
Anthropicは、2024年10月に汎用コンピューター利用モデルを初導入しました。AIのコンピューター操作能力を測定するベンチマーク「OSWorld」では、実在ソフトウェア環境上でのタスク処理能力が評価されています。Chrome、LibreOffice、VS Codeなどを用いた数百のタスクが対象となり、特別なAPI連携なしで操作を行います。
モデルは、仮想マウスや仮想キーボードを通じてコンピューターと対話します。Sonnet系モデルは16カ月にわたりOSWorldで改善を重ねてきました。
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初期ユーザーからは、複雑なスプレッドシート操作や多段階のWebフォーム入力、複数タブにまたがる処理などで、人間に近い水準の対応が可能との報告があります。処理速度では人間に及ばない場面もあるものの、実務上の有用性は高まっています。
一方で、コンピューター利用にはリスクも伴います。プロンプトインジェクション攻撃などへの対策強化が進められており、安全性評価では前モデルからの改善が示されたと報告されています。
「Claude Sonnet 4.6」は、100万トークンのコンテキストウィンドウにより、大規模なコードベースや長文契約書、複数論文の同時処理が可能です。長期的計画能力の検証として実施されたVending-Bench Arena評価では、期間前半に投資を優先し、後半で収益重視へ転換する戦略を取ったことが紹介されています。

開発者向け機能では、適応思考および拡張思考の両モードをサポートします。β版ではコンテキスト圧縮機能も提供され、会話履歴を自動要約することで有効コンテキスト長を維持します。

APIでは、検索結果のフィルタリングや処理コードを自動生成・実行する機能が強化されました。コード実行、メモリ機能、ツール呼び出し関連機能も一般公開されています。

「Claude Sonnet 4.6」は、Claudeの全プラン、Claude Cowork、Claude Code、APIおよび主要クラウドプラットフォームで利用可能です。無料プランも、本モデルへアップグレードされました。
出典:Anthropic
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