DXを推進するAIポータルメディア「AIsmiley」| AI製品・サービスの比較・検索サイト
03-6452-4750 10:00〜18:00 年末年始除く

岡大が2社と「AIツールソムリエ」開発、AIで切削工具の摩耗状態を判断し熟練者技能を自動化

最終更新日:2023/06/09

岡山大学は、モリマシナリー、両備システムズの2社と共同開発を進めてきた、切削工具の摩耗状態をAIで可視化するシステム「AIツールソムリエ」の開発が完了したことを発表しました。

このAIニュースのポイント

  • 「AIツールソムリエ」は、切削工具の適切な管理のため、AIにより工具の欠け・摩耗・寿命を推定するシステム
  • 切削工具の摩耗状態をシステムで可視化するには、工具ごとに撮影箇所の設定が必要となることや、使用可否を判断する熟練者が減少しているといった課題があった
  • AIツールソムリエは来年度の販売開始を予定しており、製造現場での品質の確保や生産性の向上が期待される

国立大学法人岡山大学は、モリマシナリー株式会社、株式会社両備システムズの2社と共同開発を進めてきた、切削工具の摩耗状態をAIで可視化し、工場の生産性向上を支援する「AIツールソムリエ」の開発が完了したことを発表しました。

「AIツールソムリエ」は、2020年度の政府のサポイン事業に採択された、切削工具の摩耗状態を可視化し、適切な管理を行うためのシステムです。AIにより、切削工具の欠け・摩耗・寿命を推定し、熟練者技能を自動化することでスマートファクトリーを実現します。

切削工具管理システムは、これまでモリマシナリーが開発した「ツールソムリエ」が国内トップシェアを占めていましたが、摩耗状態を可視化するためには工具ごとに撮影箇所の設定が必要となることや、多くの工具の中から最適な工具を選択し、摩耗状態を見て使用可否を判断する熟練者が減少しているといった課題がありました。

今回の共同開発において、AIツールソムリエの実証機が完成し、欠陥検出において正答率85%以上、摩耗予測において正答率70%以上を達成したことが報告されました。

このAIシステムにより、熟練技能者の減少が課題となっている製造業の現場において、品質の確保や生産性の向上が期待できます。

AIツールソムリエは来年度の販売開始を予定しており、2024年度には1億円、2027年度には18億円の事業規模を目指しています。

岡山大学は「今後も引き続き課題整理や精度向上を行い、技術者のものづくり支援を行うことを目指します」とコメントしています。

出典:PR TIMES

AIsmiley編集部

株式会社アイスマイリーが運営するAIポータルメディア「AIsmiley」は、AIの専門家によるコンテンツ配信とプロダクト紹介を行うWebメディアです。AI資格を保有した編集部がDX推進の事例や人工知能ソリューションの活用方法、ニュース、トレンド情報を発信しています。

・Facebookでも発信しています
@AIsmiley.inc
・Xもフォローください
@AIsmiley_inc
・Youtubeのチャンネル登録もお願いいたします@aiaismiley1345

メルマガに登録する

DXトレンドマガジン メールマガジン登録

業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。

お名前 - 姓・名

お名前を入力してください

メールアドレス

メールアドレスを入力してください

AI・人工知能記事カテゴリ一覧

今注目のカテゴリー

ChatGPT連携サービス

チャットボット

画像認識・画像解析

需要予測

ChatGPT連携サービス

チャットボット

画像認識・画像解析

需要予測

AI活用のご相談したい企業様はこちら

03-6452-4750

AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら