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最終更新日:2024/04/11
近年は、少子高齢化に伴って人材不足が深刻化しており、「いかに業務効率を高められるか」という点が大きな課題となっている企業も少なくありません。そして、そのような課題を抱える企業の中で、業務効率化を図るための手段として大きく注目され始めているのが、AIを活用するという方法です。
ただ、2019年末から発生した新型コロナウイルスの影響により、人材不足という点以外にも大きな問題を抱える企業が多くなりました。緊急事態宣言の発令により、さらに経済的損失が大きくなる可能性が高いのです。
そのような中で、AIを無償提供することで、少しでも社会的不安や経済的損失を少なくしようとする動きも見られています。今回は、新型コロナウイルスの影響によって無償提供が行われ始めたAIサービスについてみていきましょう。

設立準備中である「一般社団法人日本医療受診支援研究機構」の有志は、新型コロナウイルスによる医療崩壊の危機に対抗するために、Ubie株式会社(以下、Ubie社)が開発した患者向けの事前問診サービス「AI受診相談ユビー新型コロナウイルス版」を2020年4月28日から無償提供し始めました。
この「AI受診相談ユビー新型コロナウイルス版」というサービスは、スマホやパソコンから症状などの質問に回答することによって、より適切な医療への受診やタイミングを案内してもられるというサービスです。これまでに41都道府県の約200医療機関で導入されている「AI問診Ubie」というサービスを応用する形で開発されました。この「AI問診Ubie」に関しては、約5万件の医学論文から抽出したデータに基づいてシステム構築されており、それぞれの回答に合わせて約3,500種類の質問データの中からAIが適切な項目を選び、提示してくれます。
一方、今回の「AI受診相談ユビー新型コロナウイルス版」に関しては、新型コロナウイルスの感染が疑われる人や、不安を感じている生活者に向けて無償提供されます。無償提供が行われるようになったのは、自宅から事前問診を行えるようにすることで感染リスクを下げるとともに、「他の人に移してしまうかもしれない」といった不安を少なくする必要があったためです。自宅で事前問診を行うことで、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判断しやすくなるため、感染が疑われる人の心理的な負担も少なくすることができるでしょう。
「AI受診相談ユビー新型コロナウイルス版」の使い方としては、まずウェブページにアクセスし、年齢、性別、気になる症状を入力します。これらを入力すると、AIがその入力内容を判断した上で、新たに20前後の質問が行われます。この質問にもすべて回答すると、病名辞書の中から該当する病名の代表例がいくつか表示されるという仕組みです。
そして最後に、回答に応じた相談先が提示されるため、スムーズに適切な相談先を把握することができます。ユーザー登録も不要であり、もちろん何度でも繰り返し利用できるため、多くの人に重宝されるのではないでしょうか。
なお、提示される相談先は、かかりつけ医等の地域の医療機関の受診前電話相談、厚生労働省や#7119などの電話相談窓口です。これは回答によって切り替わる仕組みになっており、新型コロナウイルスの症状に該当している場合にはアラートが表示されます。
新型コロナウイルスの感染が疑われる場合には、院内感染を防止する必要があるため、地域のかかりつけ医への通院前の電話相談を促したり、厚生労働省の公的な電話相談窓口に案内したりする仕組みになっているといいます。
Ubie社によれば、一般生活者に対して「AI受診相談ユビー新型コロナウイルス版」の有料化は現時点で検討しておらず、「広く使ってもらうことで貢献していきたい」との思いから無償提供が行われているそうです。

チャットプラス株式会社が開発・提供しているAIチャットボット機能搭載のチャットサポートシステム「ChatPlus(チャットプラス)」も、新型コロナウイルスの影響により2020年3月5日から無償提供が行われています。
チャットプラスが無償提供されるのは、新型コロナウイルスによる影響が大きいとみられる事業者であり、2020年5月31日まで無償提供が行われるそうです。ただ、既に一度無償提供期間の延長が行われており、今後の状況次第では再度無償提供の期間が延長される可能性もあるといいます。
なお、無償提供の対象となるのは以下の事業者で、チャットプラスを未導入の場合は無償となります。
・官公庁様、自治体
・公共交通機関事業者
・医療行為を行っている方
・教育関連事業を行っている学校法人様、企業
・イベント主催者、施設運営者
・飲食店事業者
・宿泊施設を営む方
・託児施設を営む方
・NPO、ボランティアに携わる方
・リモートサービス提供企業
チャットプラスの特徴としては、チャットサポートツールをホームページやアプリに簡単に埋め込むことができるという点が挙げられるでしょう。ウェブページにタグを貼るだけでチャットサポートを開始できるため、プログラミング等の知識が浅い人でも簡単に導入することができます。
また、用途に応じてカスタマイズすることができるのも魅力のひとつです。有人による
チャット対応はもちろんのこと、チャットボットによる自動応答やAIによる応答、有人とチャットボットを組み合わせたハイブリット対応など、柔軟にカスタマイズすることができます。
チャットプラスはすでに発行アカウントが6000社を突破しており、チャットボットとしても高い知名度を誇りますが、この無償提供を機にさらに知名度が向上していく可能性もあるでしょう。
AIの無償提供という形で、新型コロナウイルス対策をサポートしている企業も存在することがお分かりいただけたかと思います。社会的不安や経済的損失など、新型コロナウイルスによる影響は計り知れません。そのような中で、こういったサービスが提供されることは極めて大きな力添えとなるでしょう。
ぜひこの機会に、AIの無償提供を行っている企業の動向にも注目してみてはいかがでしょうか。
新型コロナウイルス感染に伴う無償提供のAIチャットボット一覧
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