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最終更新日:2023/12/12
エーアイスクエアは、LIXILのコールセンターにおいて、AI要約サービス「QuickSummary2.0」が採用されたと発表しました。
このAIニュースのポイント
株式会社エーアイスクエアは、大手総合住宅設備メーカーの株式会社LIXILのコールセンターにおいて、AI要約サービス「QuickSummary2.0」が採用されたと発表しました。「QuickSummary2.0」は、エーアイスクエアが独自に開発したAIモデルとChatGPTによる生成要約を組み合わせた、コールセンター向け要約サービスです。
「QuickSummary2.0」はコンタクトセンターにおける対話の解析に特化したサービスで、ユーザー側でのファインチューニングが不要であったり、フィラー判定やラベル付与をノンチューニングで利用可能な点が特徴です。また、オペレーター操作しやすい要約結果の表示・編集画面に加え、ChatGPTによる生成要約機能も有しています。
両社は要約精度の確認や、ChatGPTを利用する際のリスクなど、業務適用における課題を洗い出す実証実験を今年6月から実施しています。実証実験の結果、要約精度や処理速度、費用対効果など、業務適用における条件をクリアしたことで、2023年10月よりLIXILの複数窓口での導入に至りました。
エーアイスクエアは、AI要約サービス「QuickSummary2.0」に加えて音声認識サービス「AI2ASR」も提供しています。「AI2ASR」は、OpenAI社が提供する音声認識エンジン「Whisper」を採用しており、同社が提供するクラウド環境上で同時並列処理によるスケーラビリティを実現します。
また、クラウド型コンタクトセンターソリューション「Genesys Cloud CX」からの自動音声取得~音声認識~要約~CRM連携までシームレスなシステム連携が構築可能なため、電話応対後の後処理業務は不要となり、約30%の生産性向上を実現します。
LIXILコールセンターにおいては今後、「QuickSummary2.0」によるテキスト解析をQ&A作成等に拡大します。また、チャットボットなどの自動応答サービスへの展開を進めることで、さらなるCX向上を計画しています。
エーアイスクエアは今後も最新の技術を取り入れ、ユーザーのコンタクトセンターの業務改革を支援推進すると述べています。
出典:株式会社エーアイスクエア
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